歌手で俳優の福山雅治さんがイメージキャラクターを務めるダンロップの新CMでクリエーティブ・ディレクターを務める箭内道彦さんが2日、東京都内で行われたダンロップの新商品発表会に出席。福山さんの魅力について「男らしくて面白くて、知恵や知識もある。挑戦や旅が本当に似合う人で、大河ドラマでゴールかと思いきや、カンヌで賞を取るような映画を撮ったり、横浜でライブを駆け抜けて行く。僕もついて行きたい」と絶賛した。

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　ダンロップCMは、11年に福山さんが明治時代にタイムスリップし、自身とその曽祖父にふんして現代の環境問題について語り合う内容の「タイムトラベル編」が放送され、特殊メークで70歳の老紳士を演じた福山さんの1人2役が話題となった。さらに「タイムトラベル　未来編」では、福山さんが100年後の未来にタイムスリップし、自らの玄孫（やしゃご）と出会うという設定で、10年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」で福山さん演じる坂本龍馬の幼少期を演じた濱田龍臣君とCM初共演を果たして注目された。13年には、福山さんが「生きるとは？」など、さまざまな質問に真剣に答える「Q＆A」編が放送された。

　新CMについて箭内さんは「福山さんはいるだけで十分、首から下は映っていないです。俳句というか詩をつぶやくように読んでくださる」と明かし、「今回は歴代のCMの中で一番直球。すっごくシンプルで、ずっと福山さんのアップです」と内容の一部を明かした。そのうえで「どれだけシンプルにまっすぐメッセージを伝えられるかという意味では、僕がやってきた中で一番大きなチャレンジ。ハードルが上がっちゃうけれど楽しみにしていただければ」と期待をもたせた。新CMは14年1月中旬公開予定。（毎日新聞デジタル）