注目ドラマ紹介:「恋」 小池真理子の傑作小説を初の映像化 石原さとみが悲劇の主人公に

TBS提供
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 作家・小池真理子さんの最高傑作と評される直木賞受賞作「恋」を初めて映像化したスペシャルドラマ「恋」(TBS系)が16日、放送される。女優の石原さとみさんが、少女のような可憐さと大人の女性の色気が共存する主人公の女子大生・矢野布美子を演じる。

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 ドラマは、累計発行部数70万部以上となる小池さんの同名小説が原作。高度経済成長と安保論争に沸く東京と閑静な避暑地・軽井沢を舞台に、友情と純愛、不義、三角関係、そして殺人が描かれる。脚本・監督は、映画「TOKYO TOWER」や「大停電の夜に」などを手がけ、「遺恨あり明治十三年最後の仇討」で第37回放送文化基金賞本賞を受賞した源孝志さんが担当している。石原さんのほか、田中麗奈さんと井浦新さん、斎藤工さんが出演するほか、布美子の40年後を原田美枝子さん、事件を調べるルポライター役を、渡部篤郎さんが演じる。

 1972(昭和47)年2月28日、軽井沢で起こった連合赤軍浅間山荘事件の裏で起きたもう一つの殺人事件。浅間山荘事件の現場からさほど離れていない静かな別荘地で、22歳の女子大生、矢野布美子(石原さん)が、地元の電気屋のアルバイト青年・大久保勝也(斎藤さん)を射殺、大学の助教授・片瀬信太郎(井浦さん)に下半身不随の重傷を負わせた。現場には助教授の妻も居合わせたが、固く口を閉ざして何も語らない。布美子は、何よりも守るべき“ある秘密”のため、事件の動機を一切語ることなく、すべての罪を受け入れた。事件から40年以上たった2013年、偶然この事件に興味を持ったルポライター鳥飼三津彦(渡部さん)は、矢野布美子を探し真相を探ろうとする……という展開。ドラマは16日午後9時~11時9分放送。(毎日新聞デジタル)

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