紅白リハ:美輪明宏 戦災孤児の歌で“復興”へエール

紅白歌合戦のリハーサル会場で会見した美輪明宏さん
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紅白歌合戦のリハーサル会場で会見した美輪明宏さん

 昨年は労働者のための歌「ヨイトマケの唄」で話題を呼んだ美輪明宏さんが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われた「第64回NHK紅白歌合戦」のリハーサル会場で会見した。今回披露するのは戦災孤児の歌「ふるさとの空の下に」。「日本人の生命力、復興力はすごい、歴史がそれを証明しています。お世辞じゃなくて、それを信じて、もう一回」とエールを送った。

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 美輪さんは「60年以上前、長崎に帰るときに汽車で一緒になった青年がモデルなんですが、長崎の原爆で孤児になった子。遠縁のおじさんに引き取られたけれど、そのおじさんがひどい人だった」と経緯について話した。「自分さえ我慢すればって立派だった。日本人全体がそうだった」「他人同士なのに助け合って生きていたんですよ。今度の歌も。そういう子たちの歌」と歌詞に込めた思いを語った。

今年の紅白歌合戦は、紅組・白組合わせて51組が出場。「歌がここにある」がテーマで、白組司会は人気グループ「嵐」、紅組司会は綾瀬はるかさん、総合司会は有働由美子アナウンサーが務める。放送は31日午後7時15分~同11時45分(途中、5分間ニュースで中断)。

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