エランドール賞:能年、福士、橋本愛がそろって新人賞 授賞式はあまちゃん祭り

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 映画やテレビドラマなどで活躍した俳優やプロデューサー、作品を表彰する「第38回 エランドール賞」の新人賞を、昨年放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」に主演した能年玲奈さんをはじめ、橋本愛さん、福士蒼汰さん、東出昌大さんら同ドラマの出演者がそろって受賞し、6日、東京都内で行われた授賞式に出席した。新人賞の花束ゲストとして、「あまちゃん」で主人公の祖母役を演じた宮本信子さん、皆川猿時さん、小池徹平さんがサプライズでそれぞれ登場したほか、「あまちゃん」制作チームが特別賞を受賞し、ステージ上はさながら“あまちゃん祭り”の様相を呈していた。

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 宮本さんから花束を受け取った能年さんは、「すごくうれしいです!昨年は『あまちゃん』という私の中で特別な作品があったのですが、あまちゃんを好きになっていただいた方がいたこと、この賞をいただけたこと、すべてに感謝します!」と述べ、「あまちゃん大好き!」と笑顔をはじけさせた。宮本さんは、「(能年さんが演じた)アキちゃん役は最高でした! 能年さんの初々しさ、魂のきれいさがすごく出ていたと思う。今の能年さんのその良さを失うことなく、一つ一つ羽ばたいていってください」とエールを送った。

 一方、「あまちゃん」で主人公アキの初恋の相手、種市先輩役を演じた福士さんは「緊張してなかなか言葉が出ないですけど……」と照れ笑いしながら、「僕はこの仕事を通してたくさんの素晴らしい人、作品に出会えたと思います」と感慨深げに語った。福士さんに花束を手渡した、種市先輩が通った学校の先生・いっそん役の皆川さんは「種市くん、うらやましいよ。僕は今年で43歳になったんだけど、賞をもらったことはない。なんで君に花束をあげて、おめでとうと言わないといけないんだ。おめでとう!」とドラマさながらのギャグっぽいやりとりを披露し、会場を盛り上げた。

 授賞式後、報道陣の取材に応じた能年さんは、あまちゃんファミリーが集結したことから、「(授賞式のとき)壇上から宮本さんから見えてすごく興奮した!」と話し、「種市先輩、(橋本さんが演じた)ユイちゃんとか仲間が集まって楽しかった!」とにっこり。橋本さんも「お久しぶりだったので、最近どうなのって話していた。『あまちゃん』のみなさんと仲悪いと私は思っていないので!」と独特な表現で再会を喜んだ。

 「エランドール賞」は、日本映画テレビプロデューサー協会が主催で今回で38回目。年間を通じて、最も活躍した新人俳優に贈られる新人賞は、能年さん、橋本さん、福士さん、綾野剛さん、木村文乃さん、東出さんが受賞。そのほかプロデューサー賞は、映画「そして父になる」の松崎薫さん、ドラマ「半沢直樹」の伊與田英徳さん、プロデューサー奨励賞は映画「舟を編む」の孫家邦さん、菊池美世志さん、ドラマ「リーガルハイ」の成河広明さんが受賞した。また、特別賞はNHK「あまちゃん」制作チームに贈られた。授賞式には、「半沢直樹」に出演した俳優の香川照之さんをはじめ、黒木華さん、長谷川博己さん、人気作家の有川浩さんらも祝福に駆けつけた。

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