フジテレビ:視聴率首位奪還へ  「すぽると!」短縮など3年ぶりの大改編

4月改編を発表したフジテレビ
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4月改編を発表したフジテレビ

 フジテレビは7日、東京都内で4月の番組改編説明会を開き、視聴率が低迷している日曜日に新バラエティーを2本投入し、平日の深夜0時以降に35歳以下の若手スタッフが自由に企画・制作をする独立エリア「第8地区」を新設するなど「視聴率首位」奪還に向けたラインアップを発表した。プライム帯(午後7時~11時)の改編率は32.6%と、2010年10月の34.2%以来となる「3年ぶりの大改編」で、大多亮常務は「いつまでも(視聴率)3位に定着しているわけにはいかない。お金もかけるし、今後大玉もある。今年は55周年なので、必ず首位戦線に躍り出たい」と攻めの姿勢を見せた。

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 4月改編のテーマは「ヘンシン!~5539新型フジテレビ~」。「フジテレビをぶっ壊して、新しいフジテレビをつくる」という気持ちで改編を行ったという。改編率は全日帯(午前6時~深夜0時)19.8%、ゴールデン帯(午後7時~10時)29.4%、プライム帯(午後7時~11時)32.6%。改編のポイントは、32年続いた昼のバラエティー番組「笑っていいとも!」が31日に終了し新バラエティーがスタートすることと、週末の視聴率強化、そして「第8地区」の新設だ。

 「笑っていいとも!」の後番組として、坂上忍さんや「EXILE」のTAKAHIROさんら曜日別の5組の司会陣による情報バラエティーが始まることが決まっているが、説明会では進行役として月水金は同局の伊藤利尋アナウンサー、火木は加藤綾子アナウンサーが務めることが発表された。週末の視聴率強化策としては、日曜日に「ロンドンブーツ1号2号」の田村淳さんとローラさんがMCのクイズ番組「クイズ30~団結せよ!~」(午後7時58分~8時54分)とリリー・フランキーさんと山岸舞彩さんがMCの人間ドキュメンタリー「ワンダフルライフ」(午後9時~同54分)の新番組2本を投入。日曜の午前中に放送されている「笑っていいとも!増刊号」の枠に、「ダウンタウン」の松本人志さんがコメンテーターを務める月曜深夜の「ワイドナショー」が移動する。

 また、月曜と金曜もゴールデンタイム強化のため、「フットボールアワー」の後藤輝基さんによる「ジャネーノ!?」(月曜午後8時~同54分)、「バナナマン」による「バナナマンの決断までのカウントダウン」(金曜午後11時~同30分)といったトーク番組を投入。月~金の深夜は、「LIVE2014 ニュースJAPAN」を5分、「LIVE2014 すぽると!」を20分短縮して新たな枠「第8地区」を設置する。35歳以下のスタッフが独自の判断で自由に企画開発・番組編成を行う枠で、深夜0時10分~同35分を「エリア1」として全国ネット放送し、それ以降の時間帯は「エリア2」としてエリア1昇格を目指してさまざまな企画をラインアップするという。

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