売り込め!ご当地キャラ:沖縄の「なんじぃ」 住みます芸人「初恋クロマニヨン」が推薦

沖縄のご当地キャラ「なんじぃ」(右から2人目)をアピールする初恋クロマニヨン
1 / 27
沖縄のご当地キャラ「なんじぃ」(右から2人目)をアピールする初恋クロマニヨン

 47都道府県に住み、地元に密着した活動をしている吉本興業の「住みます芸人」が、有名・無名を問わず、各地で“いい味を出している”ご当地キャラを推薦、その魅力を存分に伝えるコラム「売り込め!ご当地キャラ」。第30回は、沖縄県に住むお笑いトリオ「初恋クロマニヨン」が、南城市の愛されご当地キャラ「なんじぃ」の魅力をお伝えします。(毎週日曜更新)

ウナギノボリ

 どうもみなさん! 沖縄県の住みます芸人の初恋クロマニヨンです。我々がご紹介したい沖縄のご当地キャラの代表格はこちら! 紹介します、南城市のハルサー(沖縄の方言で畑仕事をする人)兼PR大使を務める「なんじぃ」です。愛くるしいフォルムとしなやかな動きは、出会った人たちの心をキュンキュンさせます。くりっとした目で見つめられるとそりゃもう男でも胸キュンものです。

 普段はうちなー(方言で「沖縄」の意)野菜を栽培しているそうですが、畑仕事の合間には、南城市をPRするためにあっちこっちに登場! どこへ行っても人気者なんです。それを語るエピソードとして、結婚式にもお呼ばれして顔を出すこともあるとのこと! そしてさすがなんじぃ、ただ出席するはずがありません。新郎新婦登場と思いきや、でででーんとなんじぃが登場して大爆笑をかっさらうこともあるとか。芸人の我々からすると実にうらやましい話……。しかもみなさん、驚くことなかれ。なんじぃ、ずいぶんとシャレオツな趣味があるんですよ! ジャズミュージックを愛し、カフェでお茶するのが好きなんですって。人生謳歌(おうか)しております。

 そんな、なんじぃの最近の大仕事は「HARAJUKU Kawaii!! in OKINAWA」にてランウエーを歩いたこと!! なんてこった、女の子たちの憧れのランウエーを歩くことが許されるおじいさんなんて、なんじぃぐらいですよ! それくらい愛らしいんです。また、3月に行われた第6回沖縄国際映画祭でも、南城市長と仲よく手をつないでレッドカーペットを歩いていたのは記憶に新しい。活動は県内のみならず、県外へ飛び出すこともあるそうです。

 南城市の「顔」として今や県内の人気を誇るなんじぃ、そのサクセスストーリーのはじまりを聞いてみると……散歩仲間のヤッギーと、南城市のあざまサンサンビーチを歩いていたところ、たまたま市長とばったり! 「君、インパクトのある顔してるね! PR大使やってみるか?」と市長じきじきにスカウト。「畑仕事の合間ならいいよ」とのことで南城市をPR大使の役目を引き受けることになったとか。

 南城市は2006年に四つの市町村が合併して以来、市の形がハート形にみえることからハートが街のいたるところで見られます。そしてハートと一緒にもちろんなんじぃもいます。いやあ街中がハートであふれている。なんともほっこりします。こんな人気者のなんじぃ、ついにはファンクラブも結成され、PR番長、副番長、マネジャー、サポーター、そして散歩ともだちのヤッギーと仲間に囲まれて充実した日々を送っているそうです。

 それにしても取材時には時折見せるいたずらっ子な一面が可愛かった。PR番長の大城さんが取材に立ち会ってくださったのですが、2人の掛け合いは漫才そのもの。絶妙なコンビネーションで、周りを幸せにします。

 なんじぃの名札が外れてしまい、大城さんがつけてあげようとした時、大城さんの手をはたくなんじぃ。「こら、なんじぃ、じっとしてなさい」と大城さん。公園内をなんじぃ号で移動するとき、景色が見たいからとトランクを開けっ放しのなんじぃ。「落ちるんじゃないよ」と大城さん。「えっ? 初恋クロマニヨンのサインがほしいって?今は仕事中だから事務所に帰ってからね!」

 僕らのサインなんてー!! なんじぃありがとー!! しかも頼み方かわいー!! 逆になんじぃからもサインをもらい、大満足の取材でした。

 ◇初恋クロマニヨンのプロフィル 

 比嘉憲吾(沖縄県読谷村出身)、新本奨(同)、松田正(同)のトリオ。沖縄県の住みます芸人として12年8月から活動している。毎週月~金曜はYNN(よしもとネタネットワーク)沖縄チャンネル(http://www.ynn47.jp/okinawa/)をユーストリームで生配信。コミュニティFMのFMよみたんでは「初恋クロマニヨンのみーちく!ぱーちく!」を毎週月曜午後2時に放送中。

写真を見る全 27 枚

コラム 最新記事