阿部サダヲ:末期がんの妻見守る構成作家に テレ朝ドラマ初主演

「ママが生きた証」に出演する阿部サダヲさん(左)と貫地谷しほりさん=テレビ朝日提供
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「ママが生きた証」に出演する阿部サダヲさん(左)と貫地谷しほりさん=テレビ朝日提供

 俳優の阿部サダヲさんが、7月5日放送のスペシャルドラマ「ママが生きた証」(テレビ朝日系)に主演することが2日、明らかになった。阿部さんが同局のドラマに主演するのは初めて。阿部さんは、妊娠5カ月で末期がんを宣告された妻を持つテレビ番組の構成作家という役どころで、「僕の母親も乳がんで亡くなっているんです。それをドラマにすると、暗い、かわいそう、といったイメージになりがちですが、この作品では最後までたわいもない話とかを普通にしていたりする。明るいドラマなのでいろいろな方に前向きな思いで見ていただきたい、と強く思います」とコメントしている。

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 「ママが生きた証」は、「報道ステーション」「世界水泳」など、数々のスポーツ番組を手がけてきた構成作家の小松武幸さんが自身の体験をつづったノンフィクションが原作。妊娠5カ月で末期がんを宣告されるも長男を出産し、その後、天国へと旅立った妻と、妻を支える構成作家の夫・大森武弘(阿部さん)ら家族の固い絆を描く。子供を生むことを希望し厳しい治療に耐える妻・恭子を貫地谷しほりさんが演じる。

 貫地谷さんは、阿部さんについて「本当にかっこいい」といい、「感情がたかぶるシーンが多く、どう集中するかということも一つの課題でしたが、阿部さんの目を見ているだけですごく気持ちが盛り上がりました。本当の気持ちを通わせてお芝居ができたなというか。阿部さんと夫婦をやらせていただいて、すごく幸せでした」とコメントしている。脚本は「ダブルス~二人の刑事」「梅ちゃん先生」の尾崎将也さん、「匿名探偵」「都市伝説の女」を手がけた同局の秋山純さんが演出を担当している。7月5日午後9時放送。

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