15年大河「花燃ゆ」:伊藤博文に劇団ひとり

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 お笑いタレントの劇団ひとりさんが、女優の井上真央さん主演の2015年のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に伊藤博文役として出演することが11日、分かった。ひとりさんは大河ドラマ初出演で、同日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた追加キャストの発表会見に出席し、「初めての大河でそうそうたるメンバー。非常にプレッシャーだけど、負けないように頑張りたい。プロデューサーに『イケメン大河だからイケメンしかお願いしていません』と半笑いで説明された。うまくやっていく自信はありませんが、頑張りたい」と意気込みを語った。

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 この日発表された追加キャストは、主人公・文の母親の杉滝役に檀ふみさん、父親の杉百合之助役に長塚京三さん、松下村塾創立者で叔父の玉木文之進役に奥田瑛二さん、兄の杉梅太郎役に原田泰造さん、姉で文の2番目の夫となる楫取素彦の前妻の杉寿役に優香さん。また松下村塾の塾生として、伊藤博文役の劇団ひとりさんのほか、吉田稔麿役に瀬戸康史さん、入江九一役に要潤さん、野村靖役に大野拓朗さん、そして長州藩主の毛利敬親役に北大路欣也さん、塾生の後ろ盾となった長州藩士の周布政之助役に石丸幹二さん。

 ひとりさんは伊藤博文を演じることについて「僕がやっていいのか?と思ったけど『大丈夫です。意外にちゃらちゃらしている部分があるのでぴったりです』と言われて、やろうとなった」とコメント。同局の土屋勝裕プロデューサーが「ちゃらちゃらしているわけではなく、人に好かれる人たらしだった。心のイケメン」と訂正すると、ひとりさんは「なんですか!? そこまでフォローしないでいいです」と苦笑していた。

 「花燃ゆ」は、幕末の長州藩士で思想家の吉田松陰の妹・文が主役のオリジナル作品。文は長州藩の尊皇攘夷(じょうい)派の中心人物・久坂玄瑞(くさか・げんずい)と結婚し、久坂が死去した後は、群馬県初の県令(現在の県知事)の楫取素彦(かとり・もとひこ)と再婚した人物で、ドラマでは動乱の幕末の長州で、困難を乗り越えながら生きた文の生涯を描く。脚本はドラマ「1リットルの涙」などの大島里美さんと連続テレビ小説「ぴあの」などの宮村優子さん、音楽は連続テレビ小説「梅ちゃん先生」などを手がけた川井憲次さんが担当する。

 文の兄・吉田松陰を伊勢谷友介さん、高杉晋作を高良健吾さん、文の最初の夫・久坂玄瑞を東出昌大さん、文の夫・小田村伊之助(後の楫取素彦)役で俳優の大沢たかおさんが演じることが決定している。8月にクランクインし、15年1月に放送がスタートする。

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