人気グループ「V6」の岡田准一さんが主演するNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の20日放送の第29回「天下の秘策」の平均視聴率が番組最高となる19．4％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録したことが22日、分かった。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　ドラマは、初回（1月5日放送）は平均視聴率18．9％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）を記録したものの、5月には一時12％台まで数字を落とした。しかし、6月15日放送の第24回で17．5％（同）を記録するなど、放送開始時の水準に戻り、“V字回復”を果たしたことも話題になっている。

　同局の中村高志 チーフプロデューサーは「番組を企画したときから、官兵衛が秀吉を一気に天下人に押し上げて行くこの時期こそが、『軍師官兵衛』の最大の見せ場の一つと思っていましたので、多くの視聴者の皆さまにご覧いただけたこと、うれしく、そしてありがたく思っております」と喜び、今後の見どころを「岡田准一さんの前半とは別人の観のあるすごみのある演技には、これからますます磨きがかかってきますし、知略全開の官兵衛の絶頂期はまだまだ続きます。野望に目をギラつかせた官兵衛が天下を引き寄せていくスリリングな今後にご期待ください」と話している。

　「軍師官兵衛」は、戦国時代末期に“天才軍師”と称され、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三英傑に重用され、九州・福岡藩52万石の礎を築いた黒田官兵衛の生涯を描いている。第29回は、本能寺の変で織田信長（江口洋介さん）の死を知った官兵衛（岡田さん）が、備中（岡山県）の毛利軍との交渉によって“中国大返し”を実現する裏側が描かれた。「軍師官兵衛」は、NHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送中。