人気作家・宮部みゆきさんが作家生活25年の集大成として10年をかけて書き上げたミステリー小説を映画化し、2015年春に2部作として公開予定の「ソロモンの偽証」(成島出監督)の主要キャストが4日、明らかになった。俳優の佐々木蔵之介さんや夏川結衣さん、永作博美さん、小日向文世さん、黒木華さん、尾野真千子さんという豪華な顔ぶれで、主人公の女子中学生・藤野涼子役は約1万人のオーディションで選ばれた新人女優だといい、8日8日午前8時8分に公式ホームページでに発表される予定。
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「ソロモンの偽証」は、2002~2011年まで「小説新潮」(新潮社)に連載された宮部さんの長編推理小説。クリスマスの朝に、学校の校庭で、14歳の生徒が飛び降り自殺をしたのをきっかけに、目撃者を名乗る匿名の告発状、新たな殺人計画、マスコミの過剰報道が続き、次々と生徒たちが犠牲になる中、主人公の涼子が立ち上がり、一連の騒ぎの真相を探るため「学校内裁判」を開廷する……というミステリー巨編だ。
今回の映画化にあたっては、日本アカデミー賞など国内の主要映画賞で合計30冠に輝いた、成島監督ら「八日目の蝉」のチームが再集結。佐々木さんは涼子の父親、夏川さんは母親役で、永作さんは涼子のクラスメートの母、小日向さんは涼子が通う学校の校長、黒木さんは涼子の担任教師、尾野さんは大人になった涼子をそれぞれ演じる。
成島監督は「宮部みゆきさんの集大成にして最高傑作と言われるほどの長編小説を、無謀にも2部作で映画化するにあたり、私も監督としてこれまでのキャリアで培ってきた全てを注ぎ込まねば勝てない」と並々ならぬ意気込みを語っており、今回発表された出演者について「まさに日本映画界が誇るプロ中のプロであり、これ以上望むべくもない最強のキャスティングができた」と自信を見せている。
また、8日発表予定の主演女優について、松竹の矢島孝チーフプロデューサーは「1年以上をかけて全国くまなく探し続け、約1万人の中から選び抜き、ようやく比類なきダイヤの原石に巡り合うことができました」と手応えを明かし、「彼女を間もなく皆様に披露できることが楽しみでなりません。当代最高の俳優陣に支えられ、映画史に刻まれるデビューを果たす大女優、その誕生の瞬間をぜひ目撃してください」とメッセージを寄せている。
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