寺島しのぶ:地上波MCに初挑戦 日本の職人の匠の技に迫る

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 お笑い芸人の加藤浩次さんと女優の寺島しのぶさんがMCを務めるTBSの情報バラエティー番組「テレビ未来遺産 世界が驚く日本の職人」が15日午後9時にスタートする。寺島さんが地上波の番組のMCを務めるのは今回が初で、バラク・オバマ米大統領やローマ法王といった世界の“セレブ”も魅了した日本の職人の匠の技に迫る。

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 番組は、「黄綬褒章(おうじゅほうしょう)」や「現代の名工」といった技術表彰を受賞した職人、全国のTBS系列局から推薦された職人の中から20人を選出し、優れた技術を紹介する知的・情報バラエティー。加藤さんと寺島さんに加え、ゲストとして伊集院光さん、尾上松也さん、森星さん、吉川美代子さん、ロバート キャンベルさんも登場し、アシスタントを同局の枡田絵理奈アナウンサーが務める。

 番組で紹介するのは、50年も天ぷらだけを揚げ続けている日本一の天ぷら職人、ほこりの吸着力は掃除機以上という「南部箒(ほうき)」の職人、1400年前の技術を復活させた「玉虫蒔絵」の職人、見えない像を映し出す謎の鏡「魔境」の職人らで、職人たちの「仕事に向かう姿勢」も見どころとなっている。寺島さんは番組について「一視聴者として見入っちゃいました」とコメント。また「物を大切にするということを改めて考えさせられましたね」と収録を振り返っている。

 演出を担当した同局の瀬川郷守さんは「天ぷら職人の方には、オバマ大統領が来日した時に別の予約が入っていて断ったという話を聞きましたし、『魔境』というのは、江戸時代の『隠れキリシタン』が使った鏡のことで、安倍晋三首相がローマ法王に贈ったことでも話題になりました」と話し、「それぞれ高齢化や後継者問題もありますが、世界でも通用する日本の職人の技を取り上げることで、少しでも後世に(技を)残しやすくなれば」と語っている。

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