今週シネマ:17、18日公開の映画「まほろ駅前狂騒曲」「グレース・オブ・モナコ」「愛しのゴースト」…

映画「まほろ駅前狂騒曲」の一場面 (C)2014「まほろ駅前狂騒曲」製作委員会
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映画「まほろ駅前狂騒曲」の一場面 (C)2014「まほろ駅前狂騒曲」製作委員会

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。18日公開の「まほろ駅前狂騒曲」(大森立嗣監督)は俳優の瑛太さんと松田龍平さんがダブル主演を務める話題作のシリーズ第3弾。そのほか18日には、ニコール・キッドマンさん主演の「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」(オリビエ・ダアン監督)、タイの有名な怪談を大胆リメークした「愛しのゴースト」(バンジョン・ピサンタナクーン監督)、「機動警察パトレイバー」シリーズの実写化プロジェクト第5弾となる「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第5章」(押井守総監督)などが公開される。

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 「まほろ駅前狂騒曲」は三浦しをんさんの同名小説が原作で、2011年公開の映画「まほろ駅前 多田便利軒」、13年放送の連続ドラマ「まほろ駅前番外地」(テレビ東京系)に続くシリーズ第3弾。東京郊外にある架空の都市「まほろ市」で便利屋を営む多田(瑛太さん)と居候の行天(松田さん)という“ゆるいコンビ”の活躍を描いており、今作ではバスジャック事件に発展する“狂騒”が描かれる一方で行天の過去が明らかになる。

 「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」は、1982年に52歳の若さで亡くなった美貌の銀幕スター、グレース・ケリーさんの半生にスポットを当てたもので、公妃になってからの苦悩や、存続の危機に瀕したモナコを守るために一世一代の大芝居を打つ姿を描いている。グレースさんが生前に身に着けたドレスや宝石などが忠実に再現されており、ファッション面も注目したいポイントだ。

 「愛しのゴースト」は、タイの有名な昔話「プラカノーンのメーナーク」を大胆にリメークした作品。チャクリー王朝初期のプラカノーンの村で非業の死を遂げた女性ナークが、戦場に赴いた夫への未練から悪霊となり災いをもたらした……という話がモチーフで、オリジナルを尊重しつつコメディーの要素も加味しており本国タイで歴代1位の興行収入を記録した。

 「THE NEXT GENERATION パトレイバー 第5章」(押井守総監督)は、歩行式の作業機械・レイバーが実用化された近未来を舞台に、レイバー犯罪に立ち向かう警視庁の特科車両二課中隊(特車二課)の活躍や泉野明(真野恵里菜さん)ら隊員の日常を描いたSF作品。第5章は、特車二課の女スナイパー、カーシャがロシア時代の恩師と戦いをくり広げるエピソード8「遠距離狙撃2000」(辻本貴則監督)と、特車二課の地中深くにある地下道に潜む真珠を生み出す白ワニをめぐるエピソード9「クロコダイル・ダンジョン」(田口清隆監督)の2話で構成。

 そのほか18日には、突然体が小さくなってしまったヒロインが、森の未来を守るために悪の勢力と戦う姿を描いたファンタジーアドベンチャー「メアリーと秘密の王国」(クリス・ウェッジ監督)、実写映像にコンピューターグラフィックス(CG)を合成する手法で作られたフランスの劇場版アニメ「ミニスキュル ~森の小さな仲間たち~」(エレーヌ・ジロー監督&トマス・ザボ監督)などが公開。17日には、今年2月にこの世を去った名優フィリップ・シーモア・ホフマンさんの遺作「誰よりも狙われた男」(アントン・コービン監督)が公開されている。

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