東京国際映画祭:安倍首相&嵐が日本アピール 大野「お・も・て・な・し」

第27回東京国際映画祭のレッドカーペットに登場した安倍晋三首相
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第27回東京国際映画祭のレッドカーペットに登場した安倍晋三首相

 アジア最大級の映画祭「第27回東京国際映画祭(TIFF)」が23日、六本木ヒルズ(東京都港区)で開幕した。オープニングセレモニーには、同映画祭をアピールする「スペシャルアンバサダー」として人気グループ「嵐」が、安倍晋三首相とともに登場。「嵐」は観光立国を推進する日本の顔として「観光立国ナビゲーター」を務めていることから、安倍首相は「嵐の皆さんはアジアでも大人気で、観光大使をお願いしています。日本への観光客の数は一千万人に近づいています」と紹介。一言コメントを求められたリーダーの大野智さんは「お・も・て・な・し!」と2020年の東京五輪招致のプレゼンで話題を集めたジェスチャーを行い、会場を盛り上げた。

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 セレモニーは、同映画祭のオープニング作品であるディズニーの劇場版アニメ「ベイマックス」の上映前に行われた。安倍首相は、「2020年には東京で、オリンピック、パラリンピックが開催されます。スポーツだけでなく文化や芸術、経済、技術、日本が輝く国にしたい」と宣言。「『アナと雪の女王』のせりふを借りれば、(主題歌のサビの部分)『レリゴー』ではないかと。ありのままがいいのだと思います」と訴えた。

 黒のタキシード姿で登場した「嵐」の松本潤さんは、「国際映画祭に関わることができて、メンバー一同うれしく思っています」と笑顔。櫻井翔さんは「日本のことを好きになっていただき、また東京に来たいと思ってもらえたらうれしい」と海外からも来ている観客に日本をアピールしていた。

 今回のTIFFは、六本木ヒルズ、日本橋、歌舞伎座の3会場で開催。国際審査委員長は映画監督のジェームズ・ガン監督が務める。オープニング作品は「ベイマックス」、クロージング作品は山崎貴監督の「寄生獣」を上映。最高賞の「東京グランプリ」を決定するコンペティション部門には15作品が選ばれ、日本からは宮沢りえさん主演の「紙の月」(吉田大八監督)が出品されている。また今年は、「アニメーション」に注目したラインアップを展開しており、庵野秀明さんの作品を約50作品大型特集上映する。31日までの期間中、提携企画も含め約250作品が上映される。

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