米倉涼子:「ドクターX」で古田新太と初共演 「負けません!」

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 俳優の古田新太さんが、20日放送の連続ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系、毎週木曜午後9時)の第7話から“参戦”し、主人公・大門未知子役の米倉涼子さんと初共演することが11日、明らかになった。第5話で“強制退場”させられた談合坂昇(伊武雅刀さん)に代わる外科部長となる外科医・富士川清志郎(ふじかわ・きよしろう)を演じ、未知子と敵対する“西からの刺客”という役どころ。古田さんは「楽しいです。すげえ気の強い大門先生と、それをバカにしている大阪の先生で、非常に楽しく掛け合いさせてもらっています」とコメント。米倉さんも「負けません!」と意気込んでいる。

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 米倉さんと古田さんはこのほど、東京都内のクラブで行われたロケの合間に会見。撮影は「神原名医紹介所」の所長・神原晶(岸部一徳さん)と未知子がクラブでダンスに興じていると、突然音楽が変わり、富士川が女性ダンサーらとともに扇子片手に息のあったダンスを披露しながらど派手に登場するが……というシーンで、古田さんは「ただでさえお医者さんでセリフが難しい、覚えるだけであっぷあっぷなのに、(ダンスシーンは)余計ですよ」とぼやいた。自身の役どころを「すごく的確な判断をして指示もできる論理派。腕も頭もあるお医者さんなんですよね。敵としては結構強くないといけない。だから踊ってる暇ないんですよ」と話し、笑わせた。

 一方の米倉さんは、古田さんのダンスシーンに「(古田さんが所属する)『(劇団)新感線』の舞台をただで見た感じ」と喜び、リハーサル中には自らも「(ダンスを)やりたい!」と話したほか、「なんだったら後でVTRをもらって、みんなで打ち上げでやりたい」とノリノリ。古田さんとの初共演については「すごく楽しみにしていたんですけど、『新感線』の舞台が本当に面白いものが多いので、逆にすごくクールな方だなという印象です」とコメント。劇中での演技対決にも「負けません!」と力強く話していた。

 また、初回から5週連続で視聴率20%の“大台”を達成するなど絶好調の作品に途中から参加することになる古田さんは「気分悪いですよね。これで7話で数字が下がったら俺のせいですからね」と苦笑い。視聴率について米倉さんは「私は意識しないようにしていて、キャストもそんなに意識していない。むしろ意識していないからいいのかなと思います」と語り、「(数字よりも)どれだけの結束力と、どれだけの充実感をみんなが味わってやってるかということを私は大事にしていきたい」ときっぱり。「『ドクターX』は気楽なドラマ。でも、中身もちゃんとあるドラマだから、いい“煮込み具合”で見てもらえたらいいなと思います」とアピールしていた。

 「ドクターX」は、天才的な腕を持ちながら組織に属さず、フリーランスとして病院を渡り歩くクールで型破りな外科医・未知子を通して医療現場を描いた人気ドラマ。2012年のシーズン1は民放連続ドラマの最高となる平均視聴率19.1%、13年のシーズン2では平均視聴率23.0%(同)を獲得した。第3弾となる今シリーズは未知子が日本医学界の頂点に君臨する「国立高度医療センター」に派遣され、日本の東西を代表する「東帝大学病院」と「西京大学病院」の覇権争いに巻き込まれながら、“史上最大の戦い”を繰り広げている。

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