バリー・ウォード:ケン・ローチ監督最新作の主演俳優が来日 学生とトークセッション

ケン・ローチ監督の最新作「ジミー、野を駆ける伝説」に主演するバリー・ウォードさん
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ケン・ローチ監督の最新作「ジミー、野を駆ける伝説」に主演するバリー・ウォードさん

 仏カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「麦の穂をゆらす風」などで知られるケン・ローチ監督の最新作「ジミー、野を駆ける伝説」に主演するアイルランド出身俳優のバリー・ウォードさんがこのほど来日し、日本大学芸術学部の江古田キャンパス(東京都練馬区)で開催されたトークショーで学生80人とトークセッションを行った。作家の雨宮処凛(かりん)さんと対談したというウォードさんは「雨宮さんから、日本の若者の選挙投票率が低いと聞きました。映画を見て、(自ら演じる主人公の)ジミーに触発されて、道を示せたらいいと思う」と語った。

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 1930年代のアイルランドの労働者で民衆から支持された“名もなき英雄”を演じたウォードさんは「自分はダブリン出身のやわなシティーボーイなので、80年前の地方の労働者の気持ちになろうと、家々を回って、野良仕事を申し出ました。日に焼けて、手がごつごつしてきた。筋肉も違ってきました」と役作りのエピソードを披露した。

 映画は、1930年代のアイルランドで庶民の絶大な支持を得た無名の活動家・ジミー・グラルトンの物語を描いたヒューマンストーリー。2015年1月17日公開。

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