菅原文太さん:最後の対談 雑誌「本の窓」で公開

菅原文太さんの最後の対談が収録された「月刊 本の窓」2015年1月号(小学館)の表紙
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菅原文太さんの最後の対談が収録された「月刊 本の窓」2015年1月号(小学館)の表紙

 11月28日に死去した俳優・菅原文太さんの最後の対談が、12月20日発行の雑誌「月刊 本の窓」(小学館)2015年1月号に掲載されることが明らかになった。表紙も菅原さんの写真で、同誌が写真を表紙にするのは、1978年の創刊以来初めて。

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 「本の窓」は78年に創刊された雑誌で、人気作家の小説やエッセー、小学館の出版物の紹介をしている。発行部数は約3万部。1月号では、10月18日に実施したという、発酵学者で文筆家の小泉武夫さんとの対談が掲載される。

 企画は、小学館の担当者が、農業に力を入れていた菅原さんに話を持ちかけ、菅原さんが「在野の士の対談ならば」と快諾したのがきっかけ。2010年から始まり、原発や憲法、農業などの社会問題をテーマに、自ら選んだ35人の識者と43回の対談を重ねた。編集部は「文太さんの魂が込められていると思う」と話している。

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