吉田羊:「オモクリ監督」司会で存在感 役者ならではの進行術

「オモクリ監督」で進行役を務める吉田羊さん
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「オモクリ監督」で進行役を務める吉田羊さん

 女優の吉田羊さんがフジテレビ系のバラエティー番組「オモクリ監督」で自身初の司会進行に挑戦している。ビートたけしさん、千原ジュニアさん、バカリズムさんら、くせ者ぞろいの出演者を前に、吉田さんは進行をしながら、時には映像の出来栄えにも意見したりと独特の存在感を放っている。そんな吉田さんを起用した理由を塩谷亮プロデューサーに聞いた。

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 「オモクリ監督」は、ジュニアさん、バカリズムさん、劇団ひとりさんの“レギュラー監督”と、俳優、文化人らのゲスト監督が、「土下座」「ゆとり世代」「クレーム」などユニークなテーマのもと、自ら企画構成し撮影した映像を発表して「誰が一番おもしろいか」を競い合う。元々は深夜に「OV監督」として放送されたもので、反響を得て10月にゴールデン帯に“昇格”した。

 俳優の高橋克実さんと八嶋智人さんが司会を務めた人気バラエティー番組「トリビアの泉」(同局)の制作にも携わっていた塩谷プロデューサーは「役者の方々は、とても器用な方が多く“進行役”というポジションを説明すると、しっかり機能すると思っています」と話す。ゴールデン昇格にあたり、深夜時代と番組のコンセプトを変えない一方で、キャスティングに変化を加えたかったといい「腕のあるタレントやアナウンサーの起用を考えましたが、新しさやインパクトが欲しかった」と明かした。

 現場での吉田さんは「くだらないことに真面目に向き合ってくれる人」。放送開始から約2カ月がたち、「いまだに緊張する」という吉田さんが常に新鮮な空気を運んでくるといい、塩谷プロデューサーは「ハプニングが起きても、それは吉田さんが出す色。吉田さんのユーモアさや温かい人間性を、もっと引き出せたら」と、今後にも期待を寄せている。番組は、毎週日曜午後9時から。新年は1月25日から放送される。 

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