今週シネマ:27、28日公開の映画「振り子」「くちびるに歌を」「さいはてにて」…

「FURIKO−振り子−」のワンシーン (C)2014『振り子』製作委員会
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「FURIKO−振り子−」のワンシーン (C)2014『振り子』製作委員会

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。28日には、お笑い芸人の鉄拳さんが描いたパラパラマンガ「振り子」を実写映画化した「FURIKO−振り子−」(竹永典弘監督)や、新垣結衣さんが教師役に初挑戦した主演映画「くちびるに歌を」(三木孝浩監督)、永作博美さんと佐々木希さんが出演する「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」(チアン・ショウチョン監督)、安彦良和さんのマンガが原作の新作アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1 青い瞳のキャスバル」(今西隆志監督)などが公開される。

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 「FURIKO−振り子−」は、歌舞伎俳優の中村獅童さんと、女優の小西真奈美さんが演じる夫婦の絆を描いた物語。1976年のとある商店街が舞台で、大介(獅童さん)とサキ(小西さん)は夢だったバイク屋を経営しながら生まれた娘と3人で暮らしていたが、ある日バイク屋が倒産し、サキが倒れて寝たきりの状態になってしまう……というストーリー。八百屋の橋本役で武田鉄矢さん、サキの父親役で板尾創路さん、サキと大介の娘役で「SKE48」の松井珠理奈さんも出演している。

 「くちびるに歌を」は、アンジェラ・アキさんの楽曲「手紙~拝啓 十五の君へ~」を基にした中田永一さんの小説「くちびるに歌を」(小学館)が原作。東京から長崎・五島列島の中学校にやってきた新垣さん演じる臨時教員・柏木ユリが合唱部の顧問となり、次第に生徒らと心を通わせていく姿が描かれている。初めて教師役を演じる新垣さんの体当たりの演技やオール長崎ロケの大自然を舞台にした風景も見どころだ。

 「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」は、永作さんと佐々木さんが出演し、故郷の奥能登に帰ってコーヒー店を開いた岬(永作さん)と日々の生活や子育てで葛藤するシングルマザー・絵里子(佐々木さん)が寄り添いながら生きていく姿が描かれた作品。初めてシングルマザー役に挑戦した佐々木さんの演技なども見どころだ。

 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 1 青い瞳のキャスバル」は、累計発行部数1000万部の安彦良和さんのマンガ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」(KADOKAWA)をアニメ化したもので、シリーズ全4話の第1話にあたる。初代ガンダムで出番が少なかったキャラクターたちの活躍も描かれている。2週間の限定公開。

 このほか28日には、人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」が主演した青春映画「幕が上がる」(本広克行監督)、長野県上田市出身の元高校教師・長岡秀貴さんがNPO法人「侍学園スクオーラ・今人」を設立するまでの経緯を記した自伝本が原作の「サムライフ」(森谷雄監督)が公開される。27日にはアイドルグループ「SKE48」の活動を追った同グループ初のドキュメンタリー映画「アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48」(石原真監督)が公開された。

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