早見あかり:「マッサン」スピンオフは朝ドラなのにコント風?

NHK提供
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 女優の早見あかりさんと江口のりこさんが10日、NHK大阪放送局(大阪市中央区)で開催されたNHK連続テレビ小説「マッサン」のスピンオフドラマの試写会に登場した。前編「すみれの家出~かわいい子には旅をさせよ~」で主役を務めた早見さんは「スピンオフのお話が来て、しかも主役でというのを聞いた時は、すごくうれしかったです」と喜び「朝ドラなのにコントを撮っているような楽しさがありました。出来上がったものを見た時に、音も加わってさらに、スピンオフならではのテンポ感というか面白さがすごく伝わるものになったんじゃないかなと思いました」と話した。

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 「マッサン」は、“日本のウイスキーの父”と呼ばれる竹鶴政孝とそのスコットランド人妻・リタをモデルにした亀山政春とエリー夫婦を、玉山鉄二さんとシャーロット・ケイト・フォックスさんが演じた。スピンオフ前編は、マッサン(玉山さん)の妹・すみれ(早見さん)が実家のある広島を飛び出して、大阪の食堂「こひのぼり」に住み込みで働き始める姿が描かれる。後編「たそがれ好子~女三人寄れば姦(かしま)しい~」は、住吉酒造の従業員・池田(前野朋哉さん)と好子(江口さん)が駆け落ちして、北海道にやってくる……という展開。マッサンやエリーも登場する。

 早見さんは「(昨年)9月にあっという間にクランクアップしてしまいました。でも、いつか、北海道編で帰ってきたいということを、ずっと言っていたんです。お姉ちゃん(西田尚美さん)とお父ちゃん(前田吟さん)は、広島から一回北海道に行っているのに、なんですみれだけ行けないんだっていう。手紙だけで出たりとか(笑い)」と話した。

 江口さんは「テレビで北海道編を見ていたので、なんかその、テレビの中に入って自分が芝居しているみたいな感覚があって、面白かったです」と出演を喜んだ。

 また、同局の櫻井賢チーフプロデューサーは、スピンオフですみれを主役にした理由を「時代はすでに『まれ』ですが、“マッサンロス”なんて言葉も聞かれます。私もその一人かもしれません。『マッサン』は厳しいスケジュールなど制約もある中で、スタッフ、キャストともどもやり切った作品ですが、いくつか心残りがあった中の一つが、すみれにもっとちゃんとした芝居をつけたかった、ということでした」と話した。

 前編「すみれの家出~かわいい子には旅をさせよ~」は25日午後8時、後編「たそがれ好子~女三人寄れば姦しい~」は5月2日午後8時にNHK・BSプレミアムで放送。

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