パリ・オペラ座バレエ団:上野水香、柄本弾が魅力語る WOWOWで特集

18日と25日にWOWOWライブで放送される「パリ・オペラ座バレエ団特集2012-2014」に特別出演する(左から)柄本弾さんと上野水香さん
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18日と25日にWOWOWライブで放送される「パリ・オペラ座バレエ団特集2012-2014」に特別出演する(左から)柄本弾さんと上野水香さん

 世界最古で最高峰のバレエ団「パリ・オペラ座バレエ団」を特集した番組「パリ・オペラ座バレエ団特集2012-2014」が18日と25日にWOWOWライブで放送される。放送前に、番組に特別出演するバレエダンサーの上野水香(うえの・みずか)さんと柄本弾(つかもと・だん)さんがインタビューに応じ、パリ・オペラ座の魅力について語った。

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 パリ・オペラ座は約350年の歴史を持ち、ルイ14世によって国家事業として団体が組織され、劇場も建設されたという。ダンサーは、併設されたバレエ学校で長い研修を受け選抜されたメンバーが所属。その後、競争を勝ち抜いた者だけが、バレエ団の頂点「エトワール」の座を手にすることができる。

 上野さんと柄本さんは2012年、東京バレエ団パリ・オペラ座公演「ザ・カブキ」で、パリ・オペラ座ガルニエ宮のステージに立っており、上野さんは「オペラ座といえばダンサーにとって憧れの劇場でバレエ界の最高峰と言われています」といい、柄本さんは「歴史のある舞台ですし、その舞台に立ってみたい、踊ってみたいと思うような場所です」と話す。
 
 柄本さんは「劇場に入ってから始まるまで、緊張でどうしようと不安が止まりませんでした。でもいざ踊ってしまうと、とても気持ちがよくてお客さんからもすごいパワーをもらえて、終わってみるとパワースポットのような場所でした」と振り返り、「ちょっと元気になるというか、強くなったというかそういう気持ちが出てきました。(それ以降の舞台では)緊張をあまりしなくなりました」と恩恵を受けたと語る。
 
 一方の上野さんは「(自分にとって)すごく大きなことでした。実際立ってみると、私たち日本人にはなじみのない(前方に向かって)斜めになっている斜舞台になっているため、私たちダンサーにとってはただの試練でしかないんですよね」と話し、「オペラ座以降で緊張の度合いは変わりました。カブキはスピリチュアルな一面を持つ演目で、そういうものを感じました。自信につながりましたし、それだけ力のある舞台だったと思います」と満面の笑顔を見せた。
  
 番組では、18日午後2時から「ヌレエフ『眠れる森の美女』」、午後4時45分から「ヌレエフ『ドン・キホーテ』」。25日午後2時から「ミルピエ+バランシン『ダフニスとクロエ』『水晶宮』」 、午後4時から「ノイマイヤー『マーラー交響曲第三番』」 、午後6時10分から「ジェローム・ロビンス+アレクセイ・ラトマンスキー」をWOWOWライブで放送する。
 
 好きな演目について柄本さんが「僕は『マーラー交響曲第三番』がすごい印象に残っています」といい、「マーラーは聖歌隊が200人ぐらいいて、メンバーが多い舞台は見ているほうにパワーを与えるんですよね」と目を輝かせた。上野さんは「『水晶宮』の赤、ブルー、緑、ピンクなどお花みたいな色とりどりの衣装が可愛いんですよね。衣装のデザインは見どころの一つだと思います」と、見どころを語った。

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