俳優の石丸幹二さんが21日、東京都内で行われた映画「チャップリンからの贈りもの」(グザビエ・ボーボワ監督)の公開記念イベントに登場。チャップリンの名作を世界で初めて舞台化した「ライムライト」で主役を務めている石丸さんは「どの映画を見ても愛くるしい。見ている人たちに、この人はいい人だなと思わせる」といい、「俳優の一人として学びたいところ。彼の映画は、僕にとってテキストであり、バイブルかもしれません」と、熱い思いを語った。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
「チャップリンからの贈りもの」は、喜劇王チャップリンの遺体が盗まれた実在の事件がモチーフになっている。ドジで貧しい移民の中年男2人組の友情を軸に、チャップリン作品へのオマージュをちりばめたヒューマン作品で、カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ作「神々と男たち」(2010年)のボーボワ監督がメガホンをとった。
イベントには、石丸さんのほか、舞台「ライムライト」の台本を手がけた日本チャップリン協会会長の大野裕之さんも登場。チャップリンが監督、主演を務めた映画「街の灯」のメーキング映像の一部が世界初上映された。大野さんは、映像がチャップリン演じるホームレスが盲目の花売り娘と出会うシーンだと説明し、「700回撮り直して1年後にやっとオーケーが出た」という驚きのエピソードを明かした。石丸さんは「舞台に出る前に、自分の中に(チャップリンが持っていた)弱者に対する思いや愛があるかと問う。その心を持って人を怒ったり、なだめたり、だましたりする。その根底にはやはり愛がある」と、さらにチャップリンの魅力を熱弁していた。
歌手の氷川きよしさんが8月に開催した活動再開コンサート「KIYOSHI HIKAWA+KIINA. 25thAnniversary Concert Tour ~KIIZNA~」の…
通算31作目となる「ゴジラ」の新作映画が製作されることが11月1日、明らかになった。同日、日本テレビ系で放送された「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)の放送後に発表されたもので、監督…
俳優の松重豊さんが、主演の人気ドラマ「孤独のグルメ」(テレビ東京系)を監督・脚本も務めて映画化する「劇映画 孤独のグルメ」(2025年1月10日公開)の主題歌を、ロックバンド「ザ…
10月28日に発表された25~27日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、山田風太郎さんのファンタジー小説を俳優の役所広司さん主演で映画化した「八犬伝」(曽利文彦監…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版でモアナの声優を務める屋比久知奈さんが10月29日…