夏の連ドラ:初回視聴率は日テレ“完勝” 「デスノ」「花咲」「ど根性」で上位独占

「花咲舞が黙ってない」=日本テレビ提供
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「花咲舞が黙ってない」=日本テレビ提供

 民放の7月期の連続ドラマが出そろった。初回視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、実写映画化もされた人気マンガが原作の「デスノート」(日本テレビ系、日曜午後10時半)が16.9%という連ドラとしては今年最高の数字をマークして首位発進。さらに、杏さんが主演する池井戸潤さん原作ドラマの続編「花咲舞が黙ってない」(同、水曜午後10時)が14.7%で2位、アニメ化もされたマンガ原作の「ど根性ガエル」(同、土曜午後9時)が13.1%で3位と、日本テレビ系の連ドラが上位3位までを独占。初回視聴率では“完勝”の結果となった。

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 日テレ系の上位3作に続いたのは、唐沢寿明さん主演の日曜劇場「ナポレオンの村」(TBS系、日曜午後9時)で12.7%を記録。次いで、北川景子さん主演のアクションサスペンス「探偵の探偵」(フジテレビ系、木曜午後10時)が11.9%、東山紀之さん主演の刑事ドラマの最新作「刑事7人」(テレビ朝日系、水曜午後9時)が11.8%だった。

 また、福士蒼汰さん主演で、本田翼さんらとの恋模様を描くフジテレビの“月9”ドラマ「恋仲」(月曜午後9時)は9.8%、武井咲さん主演で内館牧子さん脚本の痛快社会派ドラマ「エイジハラスメント」(テレビ朝日系、木曜午後9時)が9.7%、橋爪功さんと名取裕子さんが主演する刑事ドラマ「最強のふたり」(テレビ朝日系、木曜午後8時)は9.7%、西内まりやさん主演の“お仕事系ドラマ”「ホテルコンシェルジュ」(TBS系、火曜午後10時)は9.4%と1桁スタートとなった。

 このほか、遠藤憲一さん、菅田将暉さんがダブル主演で、池井戸潤さん原作の「民王(たみおう)」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分)は8.5%、蓮佛美沙子さん主演で病児保育士の成長を描く「37.5℃の涙」(TBS系、木曜午後9時)は7.2%、堤真一さん主演で“危機管理”をテーマに描く社会派ドラマ「リスクの神様」(フジテレビ系、水曜午後10時)は7.0%を記録。EXILEのAKIRAさん主演で消防団が舞台の「HEAT」(関西テレビ・フジテレビ系、火曜午後10時)は6.6%、女優の芳根京子さんが主演する合唱部が舞台の「表参道高校合唱部!」(TBS系、金曜午後10時)は6.6%、高橋克実さん主演の「僕らプレイボーイズ 熟年探偵社」(テレビ東京系、金曜午後7時58分)は3.4%だった。

 この時期の連続ドラマは、低めの視聴率となることが多く、“夏枯れ”という言葉もあるほどで、2話以降で数字を下げた作品もあるが、「花咲舞~」は2話目を落としたものの、3話目で初回の視聴率と同率に回復するなど、これからさらに伸びが期待できる。また、今後注目したい作品として「民王」は決して派手なキャストではないが、意欲作ともいえる個性的な内容で目が離せない。

 月9「恋仲」は福士さんと本田さんの爽やかな顔合わせで王道の恋愛ドラマに仕上げており、「表参道高校合唱部!」はオーディションで選ばれた芳根さんを主演に抜てきするなど、フレッシュな顔ぶれの活躍にも期待したい。今後、視聴率とともにどのドラマが伸びてくるのか動向に注目したい。

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