今週シネマ:4、5日公開の映画「アンフェア the end」「ピースオブケイク」「ヴィンセントが教えてくれたこと」…

映画「アンフェア the end」のワンシーン (C)2015 関西テレビ放送/フジテレビジョン/ジャパン・ミュージックエンターテインメント/東宝/共同テレビジョン
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映画「アンフェア the end」のワンシーン (C)2015 関西テレビ放送/フジテレビジョン/ジャパン・ミュージックエンターテインメント/東宝/共同テレビジョン

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。5日には、篠原涼子さんの当たり役といわれるクールな刑事、雪平夏見が主人公の連続ドラマ「アンフェア」(フジテレビ系)の劇場版第3弾で完結編となる「アンフェア the end」(佐藤嗣麻子監督)、ジョージ朝倉さんのマンガを映画化した「ピースオブケイク」(田口トモロヲ監督)などが公開。4日には、米国の名優ビル・マーレイさん主演の映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」(セオドア・メルフィ監督・脚本)などが公開されている。

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 「アンフェア the end」は、秦建日子さんの「推理小説」(河出書房新社)が原作で、2006年1月期に連続ドラマが放送され、07年に劇場版第1弾「アンフェア the movie」、11年に劇場版第2弾「アンフェア the answer」が公開されヒットを記録した人気シリーズ。今作では、国家を裏で操る秘密組織のデータを手に入れた雪平が再び警視庁捜査1課へと戻って反撃に出る……というストーリーで、雪平が刑事になったきっかけともいえる父親殺しの真犯人の正体も明らかになる。ガンアクションや肉体を駆使したアクションはもちろん、すっきりとした“完結編”のラストに注目したい。

 「ピースオブケイク」は多部未華子さん主演で、恋に悩みながらも進んでいく女性の等身大の姿を描いたラブストーリー。多部さんがヒロインの揺れ動く気持ちを繊細に表現しており、恋愛体質に悩みながらも少しずつ成長していく姿が、独白を使いながらコミカルにつづられている。ヒロインの相手役で綾野剛さんが出演しているほか、「銀杏BOYZ」の峯田和伸さんなども出演している。

 「ヴィンセントが教えてくれたこと」は、昨年米国でわずか4館からスタートしてその後2500館に拡大し、最終的に興行収入4400万ドル(約52億8700万円)を記録した話題作。マーレイさん演じる変わり者の老人と利口な少年が交流し、互いに影響を与え合っていく姿を描いたハートウオーミングコメディーで、マーレイさんの偏屈ジジイぶりもさることながら、オリバー役のジェイデン・リーベラーくんの可愛らしさ、母親役のマッカーシーさんの演技など見どころは満載だ。

 このほか4日には、2013年4月クールに放送された深夜ドラマの劇場版で染谷将太さん主演の「映画 みんな!エスパーだよ!」(園子温監督)が公開されているほか、5日には米俳優アル・パチーノさんがミュージシャン役に挑戦した「Dear ダニー 君へのうた」(ダン・フォーゲルマン監督)、侍とネコのコンビが話題を集めた人気時代劇シリーズの劇場版第2弾「猫侍 南の島へ行く」(渡辺武監督)、フレンチハウスの黎明(れいめい)期をテーマにした映画「EDEN/エデン」(ミア・ハンセン・ラブ監督)、石田スイさんの人気マンガのスピンオフ作品をアニメ化したOVA「東京喰種トーキョーグール JACK」(嶌田惣一監督)などが公開される。

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