テレビ朝日:バラエティー“ゼロ改編” 「盤石ではないが…」

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 テレビ朝日は9日、東京・六本木の同局で10月期の改編説明会を開き、新番組のラインアップを発表した。月曜と週末の夜のバラエティー番組を中心に大幅改編となった4月期とは打って変わって、今回はバラエティー番組の改編はゼロとなり、全体の改編率も全日帯13.6%、ゴールデン帯12.9%、プライム帯9.6%と小幅にとどまった。

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 変更を加えなかったバラエティー番組のラインアップについて、西新・総合編成局長は「磐石だとは思っていない」と発言。4月期には「しくじり先生 俺みたいになるな!!」や「お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺」など新番組を投入しているが、「一朝一夕に効果が出るわけではない。特効薬などはないと思っている。新しいタイトルで新しい番組がないというだけで中身に関しては常に強化している」と説明した。

 今回の改編は、2011年にスタートした朝の情報番組「モーニングバード」を「羽鳥慎一モーニングショー」(毎週月~金曜午前8時~9時55分)に衣替えし、12年5月から続く「若大将のゆうゆう散歩」の後番組として高田純次さんが出演する「じゅん散歩」(同午前9時55分)をスタートさせるほかは、通常の連続ドラマと日曜朝の特撮番組とアニメ番組の改編のみとなった。

 西局長は「ポイントは、ゴールデン、プライム帯のドラマの強化。朝帯のベルト番組の強化。どこの時間帯も激戦だが、朝の8時、『羽鳥慎一モーニングショー』は、羽鳥さんの魅力を前面に出したい。羽鳥さんをメインに羽鳥さんの身の丈でテーマを話してもらう。朝の『グッド!モーニング』からの流れを良くしたい」と狙いを説明した。

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