私たちのハァハァ:“日本一有名な18歳”大関れいからが監督に感謝

「私たちのハァハァ」初日舞台あいさつに登場した(左から)池松壮亮さん、中村映里子さん、井上苑子さん、大関れいかさん、真山朔さん、三浦透子さん、松居大悟監督
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「私たちのハァハァ」初日舞台あいさつに登場した(左から)池松壮亮さん、中村映里子さん、井上苑子さん、大関れいかさん、真山朔さん、三浦透子さん、松居大悟監督

 片田舎の女子高校生の青春を描いたロードムービー「私たちのハァハァ」(松居大悟監督)の初日舞台あいさつが12日、東京都内であり、スマートフォン向けアプリ「Vine」を使用した「6秒動画」で、“日本一有名な18歳”と話題の大関れいかさんら出演者と松居監督が登場。演技はほぼ初心者でスタートした撮影だったが、大関さんは「あんまり映画を撮っているという感覚がなくてすごく楽しかった」とコメント。真山朔さんも「今しかない18歳の夏をこんなにすてきに切り取ってもらえた。私にとって大切な大切な作品」と感謝の言葉を伝え、松居監督を感激させた。

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 映画は、片田舎の女子高校生4人組が、東京で行われるバンド「クリープハイプ」のライブを目指し、自転車で福岡から東京までの1000キロを駆け抜けるというロードムービー。大関さん、アイドルオーディション「ミスiD2014」ファイナリストの真山さん、シンガーソングライターの井上苑子さん、女優の三浦透子さんの4人を主演にした完全オリジナルストーリーで、2月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」で「スカパー!映画チャンネル賞」と、観客が選ぶ「ゆうばりファンタランド大賞」の2冠を受賞した。舞台あいさつには池松壮亮さん、中村映里子さんも登場した。

 井上さんは「(普段は歌手として)歌っているので、映画を撮っているときは全然自分が映画に出る意識がなかった。でもスクリーンで見ると、ちゃんと映画なんやな」と笑顔。三浦さんも「4人で普段過ごしている空気感のまま映画を作ったので、思い出がすごくある。秘密をずっと抱えている気分でずっとモヤモヤしていたので、やっとみなさんに見せられる」と、初日を迎えた喜びをにじませた。4人の中で、唯一芸能活動をしていなかった大関さんは「最初は演じてる自分が『何してるんだろう』とすごく恥ずかしかった」と告白したが「だんだんすごく楽しくなっていた。スタッフの方たちが知らぬ間にしてくれていた気遣いとかのおかげ」と感謝した。

 4人の言葉を聞いた松居監督は「僕今すごく感慨深くなってきて、泣きたくないのに、泣きそう……」と絶句。涙をこらえつつ「映画はようやく初日を迎えたけれど、つまりこの後は、僕たちは会えなくなるのかな、とそんなことを考えていました」と思わず個人的な思いを明かして、登壇者を笑わせていた。

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