瀧本美織:共演の鈴木保奈美に尊敬のまなざし「現場を去る姿がカッコいい」

「わたしをみつけて」の試写会後に会見した瀧本美織さん
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「わたしをみつけて」の試写会後に会見した瀧本美織さん

 女優の瀧本美織さんが16日、NHK大阪放送局で、24日からスタートするNHKドラマ10「わたしをみつけて」の試写会後の会見に出席した。

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 原作は、ドラマのタイトルと同名の中脇初枝さんの小説。生後まもなく、助産院の前に捨てられた主人公が、ずっと「いい子」を演じて生き続け、大人になってもなお、「いい子」であり続けることの苦しみや、日常のふとした瞬間によみがえる過去のつらい記憶と向き合っていくという人間ドラマ。瀧本さんが演じる主人公・山本弥生が、准看護師として勤める病院が舞台で、院内外で起こるさまざまなトラブルを「いい子でいないと捨てられる」という恐怖心と闘いながら、時には長い物に巻かれ、乗り越えていく。そんな中、看護師長として赴任してきた鈴木保奈美さん演じる藤堂優子との出会いが、弥生の生き方を変えていく……という展開。

 試写会後に開かれた会見で、瀧本さんは「自分でも知らなかった自分が、弥生役を通して知ることができた」といい、「いつも元気で明るい女の子役のイメージだと思うが、今回は静かな役を演じた」と新しい自分の発見にもつながったことを語った。また、ドラマの中では、日常生活でのささいな出来事や、他人から掛けられた言葉をきっかけに、過去の記憶が呼び覚まされる。繊細な表現が求められる現場で、張り詰めた雰囲気の中、女優の先輩の鈴木さんは、いつも優しく明るく接してくれたといい、「いつも撮影が終わって、メークを落として帰られるのが、すごく早い! 自分がまだメークを落とし始めたタイミングで、束ねた髪をほどいて現場を去る姿がカッコいい」と鈴木さんの現場の流儀に感銘を受けた様子だった。

 ドラマ「わたしをみつけて」には、溝端淳平さんや古谷一行さんらも出演。NHK総合の「ドラマ10」枠で24日午後10時から放送。12月15日までに全4話が放送予定。

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