黒の斜面:妻・檀れいVS愛人・内山理名でSPドラマ化

「黒の斜面」のビジュアル=テレビ朝日提供
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「黒の斜面」のビジュアル=テレビ朝日提供

 1971年公開の映画「黒の斜面」がスペシャルドラマ化され、テレビ朝日系で2016年1月24日に放送されることが14日、明らかになった。ある飛行機事故をきっかけに、平凡な生活を送っていた夫婦が“闇”へと転がり落ちていくサスペンスで、妻・圭子を檀れいさん、夫・高史をお笑いトリオ「ネプチューン」の原田泰造さん、高史の不倫相手・妙子を内山理名さんが演じる。純粋で一途な圭子と、ホステスで小悪魔的な妙子が、高史をめぐって愛憎バトルを繰り広げる。

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 「黒の斜面」は、黒澤明監督の「野良犬」で脚本家デビューし、その後、数々の黒澤映画などを手がけた菊島隆三さんによるストーリー。大手建設会社の営業課長である高史は、出張で利用するはずだった飛行機には乗らずに、不倫相手の妙子の部屋で一夜を過ごす。しかし搭乗予定だった飛行機は離陸直後に墜落してしまい、“死亡者扱い”となり妻にも会社にも連絡できず、思いもよらない運命に巻きこまれていく。ドラマ版は映画と異なる結末が用意されるという。

 妻・圭子役の檀さんは「私が演じたのは夫を信じぬく妻の役柄ですが、信じているからこそ、夫に対する疑念を払拭したいと思いますし、信じているからこそどんな状況でも、前に進もうとする力が湧いてくるんですね。演じながら、夫婦の絆のあり方を、改めて感じることが多かったです」と振り返った。

 また不倫相手の妙子を演じた内山さんについて「真面目に役と向き合って演じているのが、すごく伝わってきました。理名ちゃん(内山さん)の演じた妙子は、とてもチャーミングで魅力的な女性でした」とコメント。夫役の原田さんについては「どこか憎めない、人のよい高史というキャラクターをしっかり作られていて、私自身とても役に入りやすかったです」と語っている。ドラマは、16年1月24日午後9時から放送。
 

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