唐沢寿明:28年ぶり朝ドラ出演 当時は妻・山口智子に「ちょっかい出した」

朝ドラ「とと姉ちゃん」に出演する唐沢寿明さん
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朝ドラ「とと姉ちゃん」に出演する唐沢寿明さん

 俳優の唐沢寿明さんが、2016年春にスタートする高畑充希さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」に出演することが15日、分かった。唐沢さんは、1988年に放送された妻の山口智子さんが主演した朝ドラ「純ちゃんの応援歌」以来の朝ドラ出演で、「朝ドラは28年ぐらい前ですか。奥さん(山口さん)にちょっかいを出した」と当時を振り返り、「朝ドラのヒロインは近くで見てて大変ですよ。僕ら(が若かった頃)の朝ドラは若手の登竜門という感じでしたが、今はちょっと意味合いが違うのかな。もっと幅広い世代に知られて、女優としての大きな一歩を踏み出してほしい」と高畑さんにエールを送った。

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 唐沢さんは、生活総合誌「あなたの暮らし」の創業メンバーで、高畑さん演じるヒロイン・小橋常子の「魂のパートナー」となる花山伊佐次を演じる。唐沢さんは、演じる花山伊佐次について「花森安治さんがモデルになってますが、女装をしたり、おかっぱだったりしますよね。ご本人を演じるのとは違うとプロデューサーに聞かされています。先日、衣装合わせをしたのですが、本当に変なので」と期待をあおった。また、現在放送中の朝ドラ「あさが来た」に出演する俳優のディーン・フジオカさんが注目を集めていることから、落合将プロデューサーから今作の「イケメン枠」として紹介をされた唐沢さんは「どうも最強のイケメン、ビューン・カラサワです」と笑いを誘った。

 唐沢さんの出演に、高畑さんは「(花山役の)キャスティングは誰に演じてもらえるのかずっと気にしていました。(唐沢さんに決まって)予想外でした。出演していただけるということに、まずビックリしました」とにっこり。落合プロデューサーは「花森さんのカリスマ性に合うキャスティングを考えていました。引き受けていただけるとは思っていなかった」と説明した。

 今回は、唐沢さんに加え、及川光博さん、山口智充さん、伊藤淳史さんの出演が発表されたほか、語りを檀ふみさんが務めることも明かされた。及川さんは、高畑さん演じる常子が入社した出版社のメイン編集者・五反田一郎、山口さんは出版社社長兼編集長の谷誠治、伊藤さんは常子が立ち上げる雑誌社の創業メンバーで経理担当の水田正平を演じる。

 「とと姉ちゃん」は、生活総合誌「暮しの手帖」の創業者である大橋鎭子、花森安治らの軌跡をモチーフとしたドラマ。12歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった小橋常子(高畑さん)が静岡から上京し、女性向けの雑誌を創刊。雑誌は、花山の助けを借りながら、高度経済成長期を生きる女性に支持されていく。「実験刑事トトリ」シリーズ、「怪物くん」「妖怪人間ベム」、アニメ「TIGER&BUNNY」などを手がけた西田征史さんが原作と脚本を担当する。「とと姉ちゃん」は16年4月から放送。全156回を予定。
 

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