2000年から中国を拠点に活動し、“中国で最も有名な日本人”といわれる俳優の矢野浩二さんが、芸能事務所「オスカープロモーション」と本格的にマネジメント契約を結び22日に東京都内で会見を行った。会場には、同事務所の森泉さん、河北麻友子さん、LIZAさんも駆けつけて歓迎した。
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矢野さんは、1970年1月21日生まれ、大阪府出身。9年間の森田健作さんの付き人を経て、2000年、30歳のときに中国のドラマ「永遠の恋人」に初出演。以来、ドラマや映画、バラエティー番組に多数出演し、中国で活躍している。12年9月に、日本の内閣府国家戦略会議で「世界で活躍し、『日本』を発信する日本人」の1人として感謝状を贈られ、13年11月には、米ニューヨーク・タイムズ、CNNなどから「中国で最も有名な日本人俳優」と評され注目を集めた。また、15年8月には、日中の相互理解促進に貢献したとして外務大臣表彰を受賞した。私生活では、既婚者で現在5歳の娘がいる。
16年から日本で芸能活動を本格的に開始する矢野さんは、「中国に行く前から、いつかは日本で活動したいと思っていましたが、日本の文化や映画が大好きだという中国の若い人たちがたくさんいるのを知って、その思いが強くなりました」と語り、「15年ぶりの日本での活動。半分“浦島太郎”状態ですが、俳優の仕事を通じて、日本、中国、アジアに向けてメッセージを発信していきたい」と意気込み。4月から始まる連続ドラマ「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日系)へのレギュラー出演も決定している。
師匠の森田さんにも、電話で日本での活動再開を報告したといい、「よかったなあって喜んでいただいています」とにっこり。ライバルには「くまモン」を挙げ、「いろんな日中の行事など、中国にかなり進出していて。かなり危機感を抱いています。ホントやばいです」とジョーク交じりにコメント。また、“逆輸入俳優”として注目されているディーン・フジオカさんの存在についても「以前はそういう状況があまりなかったので、非常にいいなと思います」と語り、「自分もなんとか日本のみなさんに顔を覚えていただけたら」と期待していた。
この日は、「2015中国スーパーモデルコンテスト」グランプリの王一さん(18)と、「2015中国美少女コンテスト」グランプリの胡櫻馨さん(20)の中国トップモデル2人の日本での活動をサポートすることも発表され、2人をお披露目。森さんは矢野さんを含めて「3人とも、加油(チアヨウ=がんばれ)!!」と中国語でエールを送った。