高島礼子:綾瀬はるか主演ドラマで衝撃の呪術師姿に 特殊メーク「5時間かかる」

高島礼子さんが特殊メークで演じる呪術師・トロガイ=NHK提供
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高島礼子さんが特殊メークで演じる呪術師・トロガイ=NHK提供

 女優の高島礼子さんが24日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で行われた綾瀬はるかさん主演のドラマ「精霊の守(も)り人」の制作発表会見に登場。呪術師・トロガイを演じている高島さんは、劇中で伸び放題のようになった白髪の長髪に、深いしわの刻まれた顔という魔女のような衝撃的なビジュアルを披露しており、「特殊メークに5時間ぐらいかかります。合計25回ぐらいやったのですが、スタッフも最後のほうは慣れてきて3時間くらいになりました」と苦労を明かした。会見に同席した演出の片岡敬司さんも高島さんの合計メーク時間は「出演時間より長い」と話して笑いを誘った。

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 高島さんは呪術師というキャラクターに「不安がありました。若い女優さんや私より年配の女優さんのほうが適しているのではないかと思っていた」としながら、「私でも声をもうちょっとおばあちゃんっぽくしたほうがよいのかなと思ったり、森の中を走ったりするシーンもあったりしたので、私ぐらいの年齢がちょうどよいと思いました」と満足げな笑みを見せた。

 「精霊の守り人」は、「鹿の王」で第12回本屋大賞を受賞した上橋菜穂子さんの小説「守り人」シリーズが原作。短槍(たんそう)使いの用心棒の女性・バルサと、異世界の水の精霊の卵を宿したため、命を狙われるようになった新ヨゴ皇国の皇子・チャグムとの冒険を描くファンタジーで、“大河ファンタジー”として制作される。2007年には「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズなどで知られる神山健治監督によりテレビアニメ化もされた。

 ドラマは、大河ドラマで培ったノウハウと最新の映像技術を駆使し、全編4Kで制作。「守り人」シリーズ全10巻をドラマ化する予定。シーズン1は全4回。NHK総合で3月19日から毎週土曜午後9時に放送する。 会見には、高島さん、片岡さんのほか、綾瀬さん、子役の小林颯(かい)くん、制作統括の海辺潔さんも出席。

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