中村獅童:「デスノート」新作で死神再演 VFX最新技術で制作したリュークも

最新のVFX技術で制作された死神・リュークのビジュアル(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
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最新のVFX技術で制作された死神・リュークのビジュアル(C)大場つぐみ・小畑健/集英社 (C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS

 歌舞伎俳優の中村獅童さんが、映画「デスノート」(2006年公開)の続編で、俳優の東出昌大さん主演の映画「デスノート 2016」(10月29日公開、佐藤信介監督)に出演することが15日、明らかになった。続編は前作から10年後の世界を描いているが、中村さんは映画シリーズ、テレビアニメと同様、死神のリュークの声を担当する。さらに、10年の間に進化したVFX技術で制作されたリュークの姿も公開され、肌や髪、羽、皮の質感にリアルさを加えている。

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 中村さんは再演について「原作が大好きですし、声のお仕事も度々やらせていただいていますので、思い入れが深い作品で、とてもうれしかった」といい、「出来上がりがどんなふうになるのかなっていうのが私自身もすごく楽しみ」と話し、「この作品でまた新しいデスノートが誕生したのではないのかなというふうに思います」とコメントしている。

 「デスノート」は大場つぐみさんが原作、小畑健さんが作画を手がけ、2003~06年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されたマンガが原作。コミックスの累計発行部数は全13巻で3000万部を突破するなど人気を集めた。名前を書かれた者が死ぬ「デスノート」を手に、自分の正義で犯罪者を裁き“理想郷”を作ろうとする夜神月(やがみ・らいと)と、名探偵「L」が頭脳戦を展開するストーリーで、テレビアニメ化、実写映画化、舞台化、ドラマ化され、前作にあたる実写映画では月を藤原竜也さんが演じ、Lを松山ケンイチさんが演じた。

 「デスノート 2016」は、キラこと月と、命をかけてキラを食い止めたLとの対決から10年後が舞台。再び死神が地上にデスノートをばらまき、世界中が大混乱に陥る中、“デスノートヲタク”と呼ばれるほどキラ事件に精通した三島創(東出さん)や、唯一10年前のキラ事件を経験した松田らからなる「デスノート対策本部」は、捜査を継続していた。世界的私立探偵で“Lの正統な後継者”という竜崎(池松壮亮さん)とともに、ロシアやウォール街、渋谷でのデスノートによる大量殺人の事件解明にあたった対策本部は、地上に6冊のデスノートが存在すると突き止める。その矢先、キラウイルスと呼ばれるコンピューターウイルスが世界中に拡散。メッセージで「他の所有者に告ぐ。速やかに私に差し出せ」とデスノートの提出を呼びかけていた……というストーリー。

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