マンガ家の蛭子能収さんが初主演する映画「任侠野郎」(徳永清孝監督、6月4日公開)の舞台あいさつが23日、沖縄県で開催中の「島ぜんぶでおーきな祭 第8回沖縄国際映画祭」で行われ、蛭子さんと共演者の橋本マナミさんが登場した。同作は「かっこいい蛭子さんを撮る」というコンセプトで制作された任俠映画。橋本さんは「どんな映画になるのかと思っていたが、めちゃくちゃかっこよかった。意外な蛭子さんの一面が見られる」と大絶賛し、それを聞いた蛭子さんは「(橋本さんは)しゃべるの上手ですね……」と照れ笑いしていた。
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蛭子さんは、演技について「役作りはしていない。上の人の言うとおりに動きました」と話したが、橋本さんに「高倉健さんみたいな、お芝居をしたかったんですよね?」と尋ねられると、「一応そうです」と恐縮ぎみ。橋本さんは「かっこよかった! なかなか見られない蛭子さんで、私もうれしかった。蛭子さんによって癒やしの要素が加わって女性も楽しめます」と話していた。
また蛭子さんが、徳永監督に「(蛭子さんが)橋本さんのことを嫌いな男はいない。今、日本で一番いい女」と絶賛していたと暴露され、たじたじになる場面もあった。
映画は、かつて関東一円に名を響かせた元若頭で、現在は静かに暮らす柴田源治(蛭子さん)が、昔の仲間と再会し、衝撃の事実を知ったことで、次第に争いに巻き込まれていく……というストーリー。柳楽優弥さん、トリンドル玲奈さん、安田顕さん、大谷亮介さん、中尾明慶さん、やべきょうすけさん、アイドルグループ「NGT48」の北原里英さん、佐藤二朗さんらが出演している。
沖縄国際映画祭は、映画、音楽、ファッション、お笑いなど各種エンターテインメントを融合させたイベントで2009年から開催され今回で8回目を迎えた。映画祭のイベントは那覇市、宜野湾市、沖縄市など県内各所で24日まで開催。
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