林家たい平:人生最高体重でひざに不安も 「24時間」マラソン「何とか完走を」

今夏に放送される「24時間テレビ39 愛は地球を救う」でチャリティーマラソンに挑戦する林家たい平さん
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今夏に放送される「24時間テレビ39 愛は地球を救う」でチャリティーマラソンに挑戦する林家たい平さん

 今夏に放送されるチャリティー番組「24時間テレビ39 愛は地球を救う」(日本テレビ系)のチャリティーマラソンに挑戦する落語家の林家たい平さん(51)が29日、マラソン挑戦を発表した長寿演芸番組「笑点」(同)の生放送終了後に会見。「年に一人しか走れないマラソン。僕で務まるか不安。毎日自問自答している。走りますと言ったからには、誰かの何かになると考えて、頑張りたい」と意気込んだ。

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 オファーを受けたのは約1カ月前の「『笑点』50周年記念の展覧会の場所」。この日の放送まで、誰にも言わず、「一人で抱えることの重大さを1カ月近く感じていた」と明かしつつ、「今年の正月に、(林家こん平)師匠が僕に向かって『今年は高座に復帰するから』と強い口調で話をしてくださった。(番組)50周年の思いと、桂歌丸師匠の勇退の意味と、こん平師匠の思いと、弟子として何ができるか。師匠に頑張る姿を見せたい」と笑顔で語った。

 ただ、24時間マラソンのサポートをする坂本雄次トレーナーは「今の体では課題が出てくる。それを掘り起こし、改善していければ。メディカルチェックもしたが、現状の体重では負担がかかる。故障をしないためには1キロでもやせたほうがいい」と指摘。たい平さんは「入門当時(の体重)は54キロだったのですが、今は20キロ増えています。人生の中で最高体重。正座をしていると、足のしびれで、体重が増えているのが自分でわかる。せめて65キロぐらいまでしぼりたい」と当面の目標も話した。

 さらに、「正座をしていると右のひざが痛くて、数年前からサポーターを巻いている状態で、この先、不安なんです」と暗い表情ものぞかせ、「もしも痛めてしまったら、本業の落語に響いてしまう。坂本トレーナーに見てもらいながら、なんとか完走を目指したい」と決意を示した。

 大喜利メンバーの林家木久扇さんは「体重があるので、かなりきついと思う。しぼってというよりも、(春風亭)昇太さんとお酒を飲む機会が多い。いましめるのは大変だが、それをやってほしい」とアドバイス。昇太さんは「誘わないようにしてやる」と語ったが、三遊亭円楽さんから「(代わりに)俺が飲んでやる」と冗談めかされると、「金がかかりそうだ」と苦笑い。

 それでも、円楽さんは「(たい平さんは)熱い男なのでとにかく走る。終わったらビール。終わった昇太という気持ちで走れ。笑点への思い、歌丸への思い、こん平への思い、笑点の仲間としてサポートしてやる。君の代わりに酒やおいしい食事をしてやる。メンバーも練習を見に行こうと言っている」と熱くエール。うっすらと涙ぐみながら聴き入っていたたい平さん。最後は「大役で不安ではありますが、武道館を目指して頑張りたいと思う」と笑顔で意気込みを新たにしていた。

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