今週のとと姉ちゃん:第11週「常子、失業する」戦争の影で衝撃の解雇 志田未来、山口智充、及川光博が登場

多田(我妻三輪子さん)と出かけたビアホールで、男に絡まれる常子(高畑充希さん)(C)NHK2016
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多田(我妻三輪子さん)と出かけたビアホールで、男に絡まれる常子(高畑充希さん)(C)NHK2016

 高畑充希さん主演のNHK連続テレビ小説朝ドラ)「とと姉ちゃん」は136日から、第11週「常子、失業する」に入る。星野(坂口健太郎さん)からのプロポーズを断り、家族を支えることを選んだ常子(高畑さん)だが、今度はタイピストの職を失ってしまう。さらに祖母が経営する青柳商店や下宿先の森田屋も時代の波に巻き込まれていく中、常子は出版の道に足を踏み入れる……。

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 「とと姉ちゃん」は、生活総合誌「暮しの手帖」創業者の大橋鎭子(しずこ)の軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった小橋常子(高畑さん)が浜松から上京し、女性向けの雑誌を創刊。高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。第10週「常子、プロポーズされる」は、小橋家の家訓である月に1度のお出かけの日に美子(杉咲花さん)が、滝子(大地真央さん)の仕立ての手伝いですっぽかしてしまい、常子との間に大きな溝ができてしまう。そんな時に星野からプロポーズされる。悩む常子は、美子が学費の返済のために仕立ての手伝いをしていたことを知り、家族を選ぶ決心をしたが、大阪に赴任する星野を見送った後、母君子(木村多江さん)の胸で泣きじゃくる……というストーリーだった。

 第11週「常子、失業する」は、昭和15(1940)年10月、戦争が長期化する中、森田屋も仕入れがままならず、注文も売り上げも減少の一途をたどり、宗吉(ピエール瀧)は給金をしばらく待ってほ欲しいと伝える。常子は、多田(我妻三輪子さん)と出かけたビアホールで、男性たちに不謹慎だと絡まれる、不良少女のお竜(志田未来さん)に助けられるが、警察ざた沙汰になってしまう。翌日、常子は上司の山岸(田口浩正さん)に呼び出され、解雇を宣告される。経営が悪化し、会社の思惑に、大家族を抱える多田は、常子に罪をなすり付けたからだった。一方、青柳商店もまた木材供出を軍から要請され、経営難に陥り、滝子(大地真央さん)も心労で倒れてしまう。さらに森田屋も最後の得意先を失い、店じまいを覚悟することに。常子は、職探しに奔走し、ある出版社と出会うことになる……という展開。

 第11週の見どころは、忍び寄る戦争の影で、青柳商店、森田屋も苦境に立たされ、新たな決断をする。常子は、タイピストから生涯の仕事となる出版の道に進むことになり、新たに登場する山口智充さんと及川光博さんら出版社の面々、そして不良のお竜を演じる志田さんの暴れぶりにも注目だ。

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