真田丸:迫田孝也と大野泰広が“犬伏の別れ”の舞台に

新町薬師堂(栃木県佐野市)を訪れた「真田丸」に出演中の大野泰広さん(左)と迫田孝也さん=NHK提供
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新町薬師堂(栃木県佐野市)を訪れた「真田丸」に出演中の大野泰広さん(左)と迫田孝也さん=NHK提供

 俳優の堺雅人さん主演のNHK大河ドラマ「真田丸」で真田家の家臣・矢沢三十郎頼幸を演じる迫田孝也さんと河原綱家役の大野泰広さんが29日、ドラマの舞台の新町薬師堂(栃木県佐野市)を訪れた。新町薬師堂は、関ケ原の戦いを前に、真田昌幸(草刈正雄さん)、信幸(大泉洋さん)、信繁(堺さん)の親子が、徳川方につくか豊臣方につくか密談をした“犬伏の別れ”があった場所といわれている。迫田さんは「犬伏は真田家にとって大きなターニングポイントとなった土地。当時のピリピリとした気のようなものを感じます。“犬伏の別れ”で真田家は二つに分かれますが、三十郎にとっても、ずっとそばにいた源次郎様(信繁)との別れが訪れます。今後の展開にぜひ注目してください」と語った。

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 大野さん演じる綱家は、“犬伏の別れ”の話し合いの場をのぞき見して、昌幸にゲタを投げつけられて前歯が折れたという逸話が残っている。大野さんは「初めて来ましたが、想像以上に迫力がありますね。お堂の中にも入らせていただいて、ここで3人が話し合いをしたんだなと思うと感慨深いです。綱家はどういう気持ちでのぞいたのかな……。真田家のことが本当に心配だったんだろうと思います。ゲタのエピソードも、ドラマでどのように描かれるのか楽しみにしていてください」と話している。

 「真田丸」は、堺さんが真田幸村の名でも知られている戦国時代の人気武将・真田信繁を演じ、戦国時代に信州の小さな領主のもとに生まれた信繁が、家族とともに知恵と勇気と努力で乱世を生き抜く姿を描いている。三谷幸喜さんが2004年放送の「新選組!」以来、12年ぶりに大河ドラマの脚本を手がけている。「真田丸」はNHK総合で毎週日曜午後8時ほかで放送。9月4日放送の第35回「犬伏」では“犬伏の別れ”が描かれる。

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