7日に愛知県内で開幕する日本で唯一の女性にスポットを当てた映画祭「あいち国際女性映画祭2016」を前に6日、名古屋市内で会見が開かれ、オープニング作品として監督・主演作品「火 Hee」が上映される女優の桃井かおりさんが出席した。同作が2作目の監督作品となる桃井さんは「自宅で撮影し、うちの犬も出て、友達も使い、映画1本取るために、こんなに頭を下げなきゃいけないのかということも覚えた。俳優だから撮れる映画を撮ろうと思っています。そんなジャンルがあってもいいと思う」と語った。
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桃井さんは「監督をやるようになって初めて映画全体が見えてきたという感じ。俳優だけで参加していたのとは違う面を、ここ10年、見ている」とコメント。昨年も同映画祭へのオファーがあったが、出席できなかったことを明かし、「『火 Hee』を撮って作品共々呼んでいただけて、こんなに幸せなことはありません」と映画祭への参加を喜んだ。
会見には、桃井さんを含め、作品を出品している女性監督6人が出席。実話を基にした母娘の物語「Daughter」を手がけたパキスタンのアフィア・ナサニエル監督は「自由への探求がテーマ。パキスタンの国や、人々、言葉、ユーモアや悲しみを共有していただければ」と呼びかけ、「黒澤明監督の映画が大好きで特別な思いがある。日本で映画を上映する機会ができたことをうれしく思う」と語った。
ほかに「わたし、ニューヨーク育ち」を手がけたマレーシアのジェス・チョン監督、「あい 精神障害と向き合って」の宮崎信恵監督、「start Line スタートライン」の今村彩子監督、「厨房男子」の高野史枝監督、同映画祭の運営委員を務める野上照代さんが出席した。
「あいち国際女性映画祭」は1996年にスタートし、今回が21回目。女性を取り巻く問題や生き方など、さまざまなテーマの作品を上映するほか、ゲストトークなどを通じて社会のあり方について考えることを目的としている。今回はウィルあいち(名古屋市東区)を中心に、半田市、弥富市などで開催。国内外で活躍する女性監督の新作を中心に、六つの日本初公開作品を含む23作品、短編11作品を上映する。クロージング作品として吉永小百合さんが主演する「母と暮らせば」が上映される。11日まで。
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