旅の肴:若き十返舎一九が主役 グルメ時代劇マンガ連載開始

30日発売の「月刊バーズ」2017年1月号に掲載された「旅の肴(さかな)~十返舎一九 浮世道中 旅がらす~」の扉絵=幻冬舎コミックス提供
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30日発売の「月刊バーズ」2017年1月号に掲載された「旅の肴(さかな)~十返舎一九 浮世道中 旅がらす~」の扉絵=幻冬舎コミックス提供

 「東海道中膝栗毛」などで知られる江戸後期の戯作者・十返舎一九を主人公にした旅グルメマンガ「旅の肴(さかな)~十返舎一九 浮世道中 旅がらす~」が、30日発売の「月刊バーズ」(幻冬舎コミックス)2017年1月号から連載が始まった。「孤独のグルメ」や「花のズボラ飯」の久住昌之さんが原作協力、「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の「しあわせゴハン」の魚乃目三太さんが作画を担当した。

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 「旅の肴」は、「東海道中膝栗毛」を執筆する前の若き日の十返舎一九が、版元である蔦屋の使命を受けて旅をするという内容。前号の告知でタイトル名は「はい、さようなら~十返舎一九 浮世道中 旅がらす~」だった。同誌の創刊20周年企画で、第1話と2話を掲載している。

 第1話「江戸・聖天町(しょうてんちょう)」では、江戸時代の読み物「黄表紙」の挿絵を徹夜で描いた男・重田貞一(与七)が、眠気覚ましに外出をして自宅に戻ると借金取りが来ている場面に出くわす……というストーリー。


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