女優の沢口靖子さんが主演する人気ドラマ「科捜研の女」(テレビ朝日系、木曜午後8時)に、2017年1月から、新たに俳優の渡部秀さんが加入することが11日、明らかになった。渡部さんが演じるのは“科捜研”の物理担当となる新メンバー・橋口呂太(はしぐち・ろた)。誰にでも“タメ口”で話しかけるマイペースな若者だが、可愛げがあって憎めない“愛され男子”で、鑑定の腕は抜群、物理研究員としては超優秀という、これまでにないキャラクターだ。
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「科捜研の女」は、京都府警科学捜査研究所、通称「科捜研」の法医学研究員・榊マリコ(沢口さん)が、法医学、化学、文書鑑定などの専門技術を駆使して、現場に残された遺留品から研究所の仲間たちと事件の真相に迫る姿を描く人気ミステリードラマシリーズ。1999年にスタートし、現行の連続ドラマの中では最長の歴史を誇る。
渡部さんは、1991年10月26日、秋田県生まれの25歳。高校在学中の08年に「第21回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリ受賞して芸能界入り。10年には「仮面ライダーオーズ/OOO」で主人公・火野映司を演じて人気を集めた。今回演じる橋口呂太は、11年12月から“科捜研”の物理担当を務めてきた相馬涼(長田成哉さん)が15日放送の第8話で“卒業”するため、その後任としてやって来る。
渡部さんが登場するのは、17年1月3日午後9時放送の正月スペシャル。父親が公衆トイレに入った一瞬の隙に1歳の赤ちゃんがバイクに乗った何者かにさらわれる事件を描く緊迫のストーリーだが、急きょ“科捜研”に呼ばれた呂太は「あ、ボク遅刻しちゃった? ごめんなさーい。だって急に呼び出されたんだもん!」と、おにぎりを頬張りながら現れ、マリコたちをあ然とさせる。さらに、所轄の刑事に「おじさんって、さっきからずっとウザイよね」とニコニコ話しかけ、マリコからたしなめられる場面も。それでも、鑑定ではすご腕ぶりを発揮し、呂太の分析、発見から捜査が動いていく。
放送中のシリーズ第16弾に加わる渡部さんはこのほど、初めて東映京都撮影所内の“科捜研”セットを訪問。「ずっと受け継がれてきた作品に加わる緊張感は、とても大きかったです」と明かしつつ、撮影では沢口さんから作品の歴史を教えてもらうなど温かく迎え入れられ、「呂太は突拍子もないキャラクターですが、皆さんから呂太への愛情を感じることができて、とてもうれしかったです」と大感激だった。
一方、沢口さんは、渡部さんについて「男らしくて爽やか、そしてエクボが可愛い、という印象です」と語り、「現場で監督にいろいろ質問して的確な芝居をしようと務めていらっしゃいました! 頼もしい新メンバーを迎えた『科捜研の女』、引き続きご期待ください!」とコメントを寄せている。
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