歴史秘話ヒストリア:「真田丸」はもっと大きかった 発掘調査で新説 第2、3、4の“真田丸”も?

「歴史秘話ヒストリア」の「真田丸を掘る 地中に眠る信繁の城」で紹介される発掘調査の様子=NHK提供
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「歴史秘話ヒストリア」の「真田丸を掘る 地中に眠る信繁の城」で紹介される発掘調査の様子=NHK提供

 歴史番組「歴史秘話ヒストリア」(NHK総合毎週金曜午後8時)は、16日放送分「緊急報告“真田丸”を掘る」で、NHK大河ドラマ「真田丸」にも登場する真田丸の謎に迫る。東西約250メートルと言われていたが300メートルほどあった、など新説が紹介される。これまで半円形とされていたが四角だった、という発見や第2、3、4の“真田丸”の存在も検証する。

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 「真田丸発掘調査団」は11月末から発掘を開始。奈良文化財研究所の金田明大さんがレーダー探査をした結果、幅40メートルの堀の影が地中から浮かび上がる。奈良大の千田嘉博教授は、1948年に米軍が撮影した焼け野原の大阪市街の写真から四角い真田丸の輪郭を見いだす。

 大阪府藤井寺市の岡ミサンザイ古墳からは、真田流馬出(うまだし)が見つかる。馬出とは敵の侵入を防ぐために土塁などを築いたもの。真田信繁は、古代の掘割を改修し、大坂城の最終防衛ラインとして第2、3、4の“真田丸”を構築していたという。

 千田教授は、調査して「従来の大坂夏の陣の評価っていうのも、全く読み替える必要がある、見直す必要があるんじゃないか」と考えているといい「やっぱり信繁は最後まで勝とうとしていた」と話している。

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