今週シネマ:10、11日公開の映画 「相棒-劇場版4-」「マリアンヌ」…

映画「相棒-劇場版4- 首都クライシス 人質は50万人!特命係最後の決断」のビジュアル (C)2017「相棒-劇場版IV-」パートナーズ
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映画「相棒-劇場版4- 首都クライシス 人質は50万人!特命係最後の決断」のビジュアル (C)2017「相棒-劇場版IV-」パートナーズ

 今週末に公開される映画の注目作をピックアップする「今週シネマ」。10日には、米俳優ブラッド・ピットさんとロバート・ゼメキス監督が初タッグを組んだサスペンス仕立てのロマンス劇「マリアンヌ」が公開。11日には、俳優の水谷豊さんが警視庁の窓際部署「特命係」の警部・杉下右京を演じる人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)の劇場版最新作「相棒-劇場版4-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」(橋本一監督)が公開される。

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 「相棒-劇場版4-」は4作目となる劇場版で、反町隆史さん演じる4代目相棒の冠城亘が映画初登場。特命係が謎の国際的犯罪組織「バーズ」が関わる事件に挑む。現代社会を照らし出すような社会派のテーマを盛り込んだストーリーと、「相棒」らしいエンターテインメント性のバランスがよく、情感たっぷりのサスペンスが楽しめる。クライマックスのパレードシーンは北九州で3000人ものエキストラが集めて撮影され、右京と亘が犯人を追って縦横無尽に走り回る姿が迫力満点で壮観だ。衝撃のクライマックスへとつながるシーンでもあり、いやが応にもテンションが高まる。

 「マリアンヌ」は、1942年、英国の極秘諜報員マックス(ピットさん)は、フランス軍のレジスタンス、マリアンヌ(マリオン・コティヤールさん)と夫婦を装い、ドイツ大使の暗殺計画を実行する。この任務をきっかけに2人は結ばれるが、やがてマリアンヌにある疑いが掛けられたことで、マックスは彼女の潔白を証明しようと奔走することになる……というストーリー。ゼメキス監督は第二次世界大戦の時代を撮るのも、ラブストーリーを撮るのも初めて。ピットさんが終始これでもかというほどカッコよく、72時間という猶予の中で妻を守ろうとする主人公の捨て身の行動から目が離せない。

 そのほか、小説、実写映画、テレビアニメ化もされてきた人気ゲームが原作の劇場版アニメ「青鬼THE ANIMATION」(濱村敏郎監督)、小日向文世さん、深津絵里さんが共演し、ある一家の究極のサバイバルを描く「サバイバルファミリー」(矢口史端監督)が11日から公開される。

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