龍真咲:生まれ変わっても宝塚? 退団から半年…最も変化したのは「時間の使い方」

WOWOWの番組「宝塚への招待『GOLDEN JAZZ』-龍真咲 副音声解説付-」の公開収録に登場した龍真咲さん(左)と中原由貴さん
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WOWOWの番組「宝塚への招待『GOLDEN JAZZ』-龍真咲 副音声解説付-」の公開収録に登場した龍真咲さん(左)と中原由貴さん

 2016年に宝塚歌劇団を退団した龍真咲さんが9日、東京都内で行われたWOWOWの番組「宝塚への招待『GOLDEN JAZZ』-龍真咲 副音声解説付-」の公開収録に登場した。収録後に取材に応じた龍さんは、宝塚時代について「青春時代をそこで過ごして、そこに命を懸けて全うできたことは素晴らしいこと。そこにいられたことに感謝しています」と振り返ると、「幸せだったし、生まれ変わってもやってもいいかな」と笑った。

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 退団から半年が経過し、最も変化した部分を聞くと、龍さんは「時間の使い方」と即答し、「自分を見つめる時間ができるようになったということ。今まではやっぱり走り続けていたので、振り返ることはもちろんなかったし、その時を必死に積み重ねる感じだったんですけど、今は一番、自分自身を考える時間が素晴らしいなって」としみじみ。

 さらに「ゆっくりする時もあるし、空を見上げることもあるし、この時期はこの花が咲くんだって目の当たりにしたり、それがすごい楽しいし。ちょっと花粉症にもなってみたいって思えるような楽しさもある」とほほ笑むと、「何にでも興味が持てて、五感で感じたいなって思える時間ができたことは全然違うなって……。私たち『夢の国』にいましたから」とうれしそうに話していた。

 番組では、4年間にわたり月組トップスターとして宝塚歌劇団を牽引(けんいん)してきた龍さんの個性を表現することを念頭に置き作られたショー「GOLDEN JAZZ」(2015~16年に上演)を、龍さん本人の副音声付きで放送する。ショーは「JAZZ」をテーマに、ルーツであるアフリカ音楽から現代に至るまでのジャズの変遷をたどりながら、バラエティーに富んだ数々の場面で構成され、龍さん自ら当時のエピソードを披露する。

 公開収録には龍さんよりも半年早く宝塚歌劇団を退団した女優の中原由貴(煌月爽矢)さんも参加。中原さんは「(ファンの)皆さんの真咲さんを見る表情が恍惚(こうこつ)としてらしたのが、温かいなって感じました」と収録を振り返り笑顔。「GOLDEN JAZZ」は中原さんにとっては退団公演で「改めてすさまじい非現実的世界だなって。あんなきらびやかな世界を体験できる素晴らしさ、宝塚という他に類を見ない世界、ショーを見て改めて感じました」と語っていた。

 「宝塚への招待『GOLDEN JAZZ』-龍真咲 副音声解説付-」は、25日、WOWOWライブで午後3時半から放送。

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