太賀:NHK初主演で“二刀流”の「鉄腕」に 「自問繰り返し丁寧に演じる」

NHKのスペシャルドラマ「1942年のプレイボール」で主演する太賀さん=NHK提供
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NHKのスペシャルドラマ「1942年のプレイボール」で主演する太賀さん=NHK提供

 俳優の太賀さんが、8月中旬にNHK総合で放送予定のスペシャルドラマ「1942年のプレイボール」で主演を務めることが29日、明らかになった。太賀さんはNHK初主演。戦前から戦後にかけて「鉄腕」と呼ばれ、エースで4番の“二刀流”として活躍したプロ野球選手・野口二郎の史実を基にした作品で、二郎を演じる太賀さんは「戦後70年を経た今、現代に生きる自分に、この作品で何が表現できるのだろうと、自問を繰り返しながら、丁寧に演じていきたい」と意気込んでいる。

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 ドラマは、大ヒットドラマ「半沢直樹」などを手がけた脚本家、八津弘幸さんのオリジナル作。1941(昭和16)年、四人兄弟の次男、野口二郎はプロとして活躍しており、太平洋戦争が始まると、かつて名投手で知られた長男の明が満州から帰国する。二郎は、手りゅう弾の投げすぎで肩を壊して自信を失った明に、かつての輝きを取り戻してほしいと必死になる……という物語。長男の明を勝地涼さんが演じ、明の婚約者、喜美子を忽那汐里さんが演じる。

 太賀さんは、ドラマを「戦争に翻弄(ほんろう)されながらも、そろって職業野球のグラウンドに立つことを夢見た4兄弟の約束の物語です。戦時下の混乱の中、誰かを思いやることの尊さ、なにかに熱中することの素晴らしさが描かれています」と説明している。

 ほかにアイドルグループ「SKE48」の須田亜香里さん、宮崎美子さん、でんでんさんらが出演する予定。NHK名古屋放送局が製作し、5月下旬から約1カ月、同局や名古屋市近郊で撮影が行われる。8月中旬に総合テレビで全国放送。

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