窪田正孝:マンガ実写化の心得明かす 「自分を消す」

映画「東京喰種 トーキョーグール」の公開直前イベントに登場した窪田正孝さん
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映画「東京喰種 トーキョーグール」の公開直前イベントに登場した窪田正孝さん

 俳優の窪田正孝さんが20日、東京都内で行われた主演映画「東京喰種 トーキョーグール」(萩原健太郎監督)の公開直前イベントに登場。石田スイさんの人気マンガの実写化ということから、「デスノート」のドラマ版などマンガ実写化作品への出演経験がある窪田さんは、「難しい部分はあるんですけど極力、自分を消す作業から始めた。主張しないというか」と明かすと、「今回の(演じた)カネキに関しては保守的な役柄でしたし、そこは(自分を)消していましたし、ほかの個性的なキャラクターに(作品を)作っていただいた感じ」と振り返った。

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 また窪田さんは、映画の前評判がすごく高いことを司会者に教えられると、「スゴイですね」と照れ笑い。さらに「プレッシャーはあるんですけど、マンガの世界観はあるわけで、それを映画、ドラマに起こすとなると、出来上がったものを見ていただくしかない」とも語っていた。イベントには西尾錦役の白石隼也さん、笛口雛実役の桜田ひよりさん、四方蓮示役の柳俊太郎さんも登場した。

 「東京喰種」シリーズは、人肉を食らう怪人・喰種をテーマにした石田さんの人気マンガ。2011~14年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載され、14年からは新章「東京喰種トーキョーグール:re」が同誌で連載されている。映画版は、喰種が人間と同じように暮らしている東京が舞台。さえない大学生の金木研(カネキ・窪田さん)は事故で移植を受け、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店「あんていく」で働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生のトーカと出会うが、あんていくは喰種が集まる店だった。やがて、喰種を駆逐しようとする人間側の捜査官・CCGとの厳しい戦いが始まり……というストーリー。29日から公開。

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