小林聡美:初の幽霊役も「怖いのは嫌い」

ドラマ「コートダジュールN゚10」の完成披露舞台あいさつに登場した小林聡美さん
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ドラマ「コートダジュールN゚10」の完成披露舞台あいさつに登場した小林聡美さん

 女優の小林聡美さんが13日、WOWOWと動画配信サービス「Hulu」の共同制作ドラマ「コートダジュールN゚10(ナンバーテン)」の完成披露舞台あいさつに登場した。ドラマはオムニバス形式で、そのうちの一つ「ある物件」で、人前にはっきり姿を見せる異色の幽霊役を演じた小林さんは、幽霊のモデルについて「いませんね。怖いのがダメで『貞子』も怖くて見ていない」と参考作がないことを明かしながら「扮装(ふんそう)すると気分が(幽霊っぽく)そうなるので。衣装の力はすごいなと思います」と話していた。

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 「コートダジュールN゚10」は、小林さんと大島優子さんのダブル主演で、2人が毎回異なる9役を演じる全9話(各話30分)のオリジナル作。その中の一つ「ある物件」は、不動産屋の湊(片桐はいりさん)が、客の沢田(大島さん)を連れ、ある空き家に案内したが、その家に青白い顔をしたワンピースの女(小林さん)が現れる……というストーリー。

 舞台あいさつには、片桐さんと、もたいまさこさんも出席した。小林さんは、片桐さん演じる湊が果敢に天井裏にはい上がるシーンを挙げて「はいりさんの身体能力がこの世のものではない。アニメのように飛び乗っていましたね」と話し、観客を笑わせた。もたいさんは「(『ある物件』は)小林さんの9役の中では一番推し。普段見られない小林さんがふんだんに出ていておかしい」と絶賛した。片桐さんも、自分のスカートを少しめくって、小林さんの演技をまねながら「色っぽいですしね」と賛成していた。

 同作の特徴である9話9役の演技について、司会から「大変ですね」と言われた小林さんだが「せりふを覚えるのは大変でしたが、難しいとは思わなかった。楽しかったですね」と振り返った。見どころについて小林さんは「とても楽しく毎回撮影することができました。ゲストが素晴らしい味わいの方ばかり。(WOWOW版の)放送時間が深夜0時と深い時間ですが、歯を食いしばって見てほしいですね」とアピールした。

 「コートダジュールN゚10」は、友人の葬式で再会した2人、社交ダンスの先生と生徒など、「身近にいるかもしれない」人々の物語。全9話のうち5話をWOWOWで放送し、4話をHuluで配信する。もたいさんは第4話「ベンチにて」でゲスト出演する。WOWOW版は20日から毎週月曜深夜0時にWOWOWプライムで放送される。第1話は無料放送。Hulu版は28日から毎週火曜に配信する。

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