長谷川博己:新春SPドラマでカリスマ吉川晃司と共闘 「中学時代からリスペクト」

1月2日に放送される新春スペシャルドラマ「都庁爆破!」の一場面=TBS提供
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1月2日に放送される新春スペシャルドラマ「都庁爆破!」の一場面=TBS提供

 俳優の長谷川博己さんが主演する新春スペシャルドラマ「都庁爆破!」(TBS系)が1月2日午後9時から放送される。撮影場所の名古屋市内でこのほど、長谷川さんと共演の吉川晃司さんが取材に応じた。東京都庁で爆破テロが起き、妻と娘を人質にされた長谷川さん演じる元自衛官、本郷裕二がテロリストに立ち向かう……という物語。吉川さんは、本郷と行動を共にする米国国防総省の担当情報次官、ケイン高村を演じる。長谷川さんは「吉川さんは中学時代からミュージシャンとしてリスペクトしている方。まさにカリスマ」と少年のような笑顔で明かした。

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 長谷川さんは「吉川さんの楽曲はよく聞いていました。中学時代はロックに憧れる時期。ポリシーとか、いろいろと影響が大きかったですね」と回顧。一方で役者としては「なるべく、そういうそぶりを見せないように、一共演者として“闘いたい”。存在感がすごい方なので、本郷という男をどう見せるのがいいのか意識しました」と作品への真摯(しんし)な姿勢をうかがわせた。

 吉川さんは、NHK大河ドラマ「八重の桜」で、長谷川さんと共演した際を振り返って「繊細だし、クレバー。それが話していても分かるし、あまり一緒じゃなかったんですけど、彼の芝居を見ていて感じたし、一緒に一杯やった時にも(感じた)。アーティスティックで、いわゆる役者さんとはちょっと違うタイプ」と評していた。

 ドラマは、高嶋哲夫さんの同名小説(宝島社)が原作。クリスマスイブに、東京都庁で爆破テロが起き、テロリスト集団「IF(アイエフ)」が展望台にいた客を人質にして日本政府にある要求を突きつける。未曽有の事態に政府と東京都が対立する中、妻と娘を人質にされた元自衛官の本郷裕二(長谷川さん)がテロリストに立ち向かう。IFの中心人物・エムを渡部篤郎さん、東京都知事の大池由紀子を寺島しのぶさん、内閣総理大臣の御園朔太郎をリリー・フランキーさんが演じる。名古屋市内ロケにはエキストラ約1000人が参加した。

 東京でテロが起きるというショッキングな題材について、吉川さんは「今の社会情勢を見ていると、対岸の火事というわけではなさそうな時代に入ってきた。(テロは)恐ろしいものとだけ捉えるのではなく『備えあれば憂いなしという気持ちで踏まえておこう』とエンタメでも提案できる形がある。そのひとつ」と説き、長谷川さんもうなずいた。

 長谷川さんはドラマ全体のテーマを「家族の絆」といい、「若い方からお年寄りまで楽しんでいただける作品になっていると思います。お正月早々、過激でスケールの大きいエンターテインメントをお見せできるよう、出演者、スタッフ共々頑張っていますので、ぜひ見てください」と呼びかけた。

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