わろてんか:藤吉“退場”でロス静かに広がる 冷静な声も

NHKの連続テレビ小説「わろてんか」第97回の一場面 (C)NHK
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NHKの連続テレビ小説「わろてんか」第97回の一場面 (C)NHK

 葵わかなさん主演のNHKの連続テレビ小説「わろてんか」の第97回が27日に放送され、松坂桃李さん演じるヒロイン・てん(葵さん)の夫・藤吉の死が描かれた。SNSでは放送終了直後から「藤吉ロス発生」「藤吉はんロス」「藤吉ロス、号泣です」「藤吉さん死んじゃったよ。朝から大号泣してます」など、第1週から登場していた主要キャラの退場を惜しむ声が静かに広がっている。

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 27日の第97回では、藤吉の容体が急変し、てんは病室のベッド脇で藤吉の手を握り静かに見守る。すると藤吉は目を覚まし、てんにあふれんばかりの思いを伝えると、眠るように息を引き取る……という展開。藤吉がてんに向けた「ほんまに俺がやりたかったんは、たった一人の女の子を笑わせることやったんや。これからもずっと、わろてんか」とのせりふに心を打たれた視聴者も多かったようだ。

 ただ、“藤吉ロス”は爆発的な広がりは見せておらず、「藤吉はさすがに“ナレ死”じゃなかったね」「藤吉はん、トレンド入りならず」といった冷静な“つぶやき”もあり、てんへの最後の言葉について「藤吉はん、何言ってるのか聞き取れない」という意見もあった。

 また、ここまで“ダメ夫ぶり”がたびたび露呈し、視聴者をやきもきさせてきた藤吉らしく、「藤吉ロスきたね。でもたぶん、栞(高橋一生さん)ロスの方が すさまじいと思う」や「藤吉のたまによく分からない名言も聞けなくなるのね」「藤吉はんありがとう! ポンコツはポンコツなりにかっこよかった」「ヘタレポンコツ藤吉でいてほしかった。これからは誰に対してモンクを言えばいいの~」など、愛あるツイートも散見された。

 「わろてんか」は、京都の老舗薬種問屋の長女で、笑いをこよなく愛するヒロイン・藤岡てんが、大阪を日本一の笑いの都にしていく姿を描く一代記。主題歌は女優の松たか子さんが歌う「明日はどこから」。脚本はドラマ「美女か野獣」(フジテレビ系)などの吉田智子さんが手がけ、語りはNHKの小野文惠アナウンサーが担当している。

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