畑岡奈紗選手:野村敏京選手は「お姉さんのような存在」

畑岡奈紗選手(C)Getty Images
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畑岡奈紗選手(C)Getty Images

 畑岡奈紗選手らが出場予定のLPGA女子ゴルフツアー第5戦「バンク・オブ・ホープ・ファウンダーズ・カップ」が16日から米アリゾナのJWマリオット・フェニックス・デザート・リッジ・リゾート&スパで開催される。WOWOWでは連日生中継で放送。畑岡選手に大会への意気込みなどを聞いた。

ウナギノボリ

――オフはどのように過ごしましたか?

 オフはかなり短くて、長い時間をかけて調整はできませんでしたが、(開幕戦の)バハマ大会のときは事前にフロリダで1週間の調整ができたのでそこは良かったと思います。バハマは風が強い印象だったので、低い弾道の球を打つ対策や、パットの練習を重点的にしました。

――その結果は自身ではどのように受け取りましたか?

 想像以上の風が吹いていたので、やってきた練習ではまだダメでした。

――翌週のオーストラリア大会では2日目までで5位につけましたが、そのときの調子は?

 調子自体はバハマのときよりは良かったですが、オーストラリアも良い状態を保つことはできませんでした。調子は決して良くはないのに5位という状態が、逆に自分の中で心配になったりもしました。

――どういうところで調子が悪かったのですか?

 次の日に向けて不安に思うところがありました。1日試合が終わったあとに「次はどのようにやればいいんだろう」と考えながら練習することが難しかったです。

――オーストラリア大会でミンジー・リー選手と同じラウンドで「勉強になった」とコメントをされていましたが、どのようなところで思いましたか?

 2014年に日本で開催された世界アマチュア選手権で初めてお会いしましたが、そのときもスイングがとてもきれいでした。リー選手は“ショットメーカー”と呼ばれていますが私もタイプとしてはその類いに入るので、どんどんショットで攻めていくという意味で勉強になりました。

――他に参考にしているLPGAの選手はいますか?

 チョン・インジ選手はいつも姿勢がきれいな選手だと思いました。調子が悪くなると下を向いて小さく見えてしまうことがあるので、体は小さいですが姿勢で大きく見せられるように自分も見習いたいと思います。

――野村敏京選手とも交流があると聞きました。

 はい、いつも私を心配してくれるところがあり、お姉さんのような存在です。

――オーストラリアの後は日本ツアー開幕戦「ダイキンオーキッド」大会で3位の好成績でした。

 日本での開幕戦ではありましたがアメリカでは先に開幕していたので、それほど緊張はしませんでした。楽しくプレーができたと思います。

――ダイキンを終えて、現在の調子はいかがですか?

 スコアを見ると良いですが、まだ自分の中でショットがもっとできる部分があります。そこを修正して、次のバンク・オブ・ホープ・ファウンダーズ・カップに臨みたいです。

――バンク・オブ・ホープ・ファウンダーズ・カップでの意気込みを聞かせてください。

 カットラインがすごく高いので、より攻めていかないといけないと思います。ただコース自体は自分に向いていると思うので、それをプラスに考えていきたいと思います。

――昨年のこの時期の畑岡選手と今の畑岡選手を比べて大きく違うところはありますか?

 この1年LPGAを経験した分、自分の悪いくせを徐々につかめてきているので、どういうふうに直したら良いかというのは考えられるようになってきています。

――予選落ちがあったり、良い成績を残せたりいろいろ経験を経て、もう一度LPGAへの参戦を決めたのはなぜですか?

 昨シーズンは日本で2勝はできましたが、目標としているLPGAでの優勝とはほど遠い結果になってしまいました。「アメリカで結果を残したい」という気持ちからです。

――今の目標を聞かせてください。

 プロ転向を表明したときに「2年以内にアメリカツアーで優勝したい」と言ったので、今年はまずLPGAで優勝できるように頑張りたいです。

 *……WOWOWでは、LPGA女子ゴルフツアー「<アリゾナ>バンク・オブ・ホープ・ファウンダーズ・カップ」を連日生中継。16、17日は午前8時から、18、19日は午前7時から、それぞれWOWOWプライムで放送する。初回は無料放送。

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