俳優の高橋一生さんと女優の川口春奈さんが2019年公開の映画「九月の恋と出会うまで」(山本透監督)でダブル主演を務めることが20日、明らかになった。映画は「書店員が選んだもう一度読みたい恋愛小説」の第1位にも選ばれたことがある松尾由美さんの同名小説が原作で、高橋さんが恋愛映画の主演を務めるのは今回が初となる。小説家志望の男・平野進を演じる高橋さんは「僕はいま37歳で、この先こういった恋愛映画に出演する機会も少なくなるかと思い、ぜひこの役をやらせていただきたいと思いました」とコメントしている。
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また初共演の川口さんについて「お芝居のバランス感覚がとても敏感な方だと思ってお芝居を見ています。人が人を思うことは、ある意味ファンタジックなことだと思うので、その部分をしっかりと描いてお芝居ができたらと思っています」と語っている。
川口さんは、部屋の壁から「1年後の未来にいる」と言う男の声に話しかけられ、高橋さん演じる隣人の平野を尾行することになる会社員、北村志織を演じる。川口さんは「脚本を読んでいても、平野さんと志織はどうなっていくんだろうと純粋に思えましたし、タイムリープというファンタジーな設定もあるのですが、恋愛映画ですので、志織を可愛く生き生きと演じて、幅広い世代の方に楽しんでもらえる作品にしたいと思っています」と意気込んでいる。
映画は、風変わりなマンションに引っ越した北村志織(川口さん)の隣の部屋にはちょっと不思議な雰囲気をまとった小説家志望の男・平野進(高橋さん)が住んでいた。ある夜、部屋の壁から「1年後の未来にいる」と言う男の声に話しかけられ、平野の尾行を頼まれる志織だったが、ある事件が起こる。その日を境に聞こえなくなった声の謎を解くため、志織と平野は行動を共にするうちに、互いに引かれ合っていく……というストーリー。
僕はいま37歳で、この先こういった恋愛映画に出演する機会も少なくなるかと思い、ぜひこの役をやらせていただきたいと思いました。川口さんはお芝居のバランス感覚がとても敏感な方だと思ってお芝居を見ています。 人が人を思うことは、ある意味ファンタジックなことだと思うので、その部分をしっかりと描いてお芝居ができたらと思っています。
私は高橋一生さんと共演をしたいとずっと思っていたので、この作品でご一緒できることが本当にうれしかったです。脚本を読んでいても、平野さんと志織はどうなっていくんだろうと純粋に思えましたし、タイムリープというファンタジーな設定もあるのですが、恋愛映画ですので、志織を可愛く生き生きと演じて、幅広い世代の方に楽しんでもらえる作品にしたいと思っています。
好きな人なら「ずっと一緒にいたい」と思うのは当然のことですが、本当に好きな人なら自分が隣にいられなくても、その人が幸せであれば、それでいいと思えてしまう。そんな、自分より大切に思える相手と出会うこと自体が奇跡だと思うのですが、本当に人を思うってこういうことだなぁと感銘を受け、この原作を映像化したいと思いました。高橋さん演じる平野という役はさまざまな物事に独自の考え方やこだわりがあって、常に真を追求する人。実は熱い思いが渦巻いているのに、それを表に出さないことを美徳としているだけに誤解されやすく、一見、変な人だけど、愛らしい一面が垣間見える。この複雑な役を考えた時、高橋一生さんしか考えられませんでした。入り口はファンタジーですが、大人の観賞に堪える普遍的な純愛ラブストーリーにしたかったので、自然で説得力があり、見る人を瞬時に引き込む、お芝居をされる高橋さんに、演じていただきたいと思いました。川口さん演じる志織は、1年後の未来から来たという声の主を探すため、平野と行動を共にするうちに引かれ合っていく役ですが、自然体な演技に定評があり、男性に媚(こ)びない芯の強さがあって、女性ファンが多い川口春奈さんにぜひ、演じていただきたいと思いました。私を含め、多くの女性たちは、自分がいちずに思える“本当に好きになれる人“を探していると思いますし、自分をいちずに思ってくれる人を探していると思います。そんな全ての女性たちの欲求を満たす、大人のラブストーリーにしたいと思っています。
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