舘ひろし:68歳でアクションに挑戦 「死ぬかと思った」

ドラマ「連続ドラマW 60 誤判対策室」の完成披露試写会に登場した舘ひろしさん
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ドラマ「連続ドラマW 60 誤判対策室」の完成披露試写会に登場した舘ひろしさん

 俳優の舘ひろしさんが23日、東京都内で開かれたWOWOWの連続ドラマ「連続ドラマW 60 誤判対策室」の完成披露試写会に登場。ドラマについて「アクションシーンがありまして、僕は68歳なのですが、この年ですから大変でした。酸素を吸いながらやっていて、『(熊切和嘉監督は)この辺で勘弁してくれるかな』と思っていたら、『もう一度お願いします』と。死ぬかと思いました。鬼のような監督です」と話して、会場の笑いを誘っていた。

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 舘さんが演じるのは、過去に担当した事件で無実の人間を冤罪(えんざい)に陥れ、罪滅ぼしの気持ちを抱いている定年間際の刑事・有馬英治。役作りについて、舘さんは、監督から無精ひげをはやし、寝癖をつけて、酔っ払って仕事場に行くよう指示されたといい、「監督からは『もっともっとよれろ』と言われました。でも楽しかった。よれている自分が好きでした」と笑っていた。熊切監督は「そうですね。でもよれても色気が出る方だなあ」と感心していた。

 試写会には、古川雄輝さん、星野真里さんも出席した。古川さんは「最初に台本を見たとき、舘さんの名前があって『一緒に芝居するんだ』と思いましたね。わくわく感がありました」と振り返っていた。

 ドラマは、石川智健さんの小説(講談社)が原作。定年間際の刑事・有馬は、飲み屋で2人組の客が殺人をほのめかしているのを耳にする。冤罪を疑った有馬は、死刑が確定している古内博文(康すおんさん)の存在を突き止めて、調査をするが、古内の死刑執行のタイムリミットが迫っていた……というストーリー。WOWOWプライムで5月6日から毎週日曜午後10時に放送される。全5話で第1話は無料放送。

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