注目映画紹介:「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」テレビアニメ第1話へとつながる“エピソード・ゼロ”に胸アツ

映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」の一場面 (C)創通・サンライズ
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映画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」の一場面 (C)創通・サンライズ

 アニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」(安彦良和総監督)が5日から新宿ピカデリー(東京都新宿区)ほかで4週間限定公開される。「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、アニメ「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザインや作画を担当した安彦さんの同名マンガが原作。アニメプロジェクト完結作となる今作では、一年戦争の始まりとなる「ルウム戦役」につながるエピソードを、ジオンと地球連邦の両サイドから描く。

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 宇宙世紀0079年1月23日、サイド5・ルウムで、ジオンと地球連邦の戦局を左右する一大決戦が開戦。ジオンは劣勢に追い込まれるも、人型兵器「モビルスーツ」による強襲隊を投入し逆転勝利を収める。赤いモビルスーツ「ザクII」に搭乗し戦果を上げたシャア・アズナブルは少佐に昇進し、「赤い彗星」と呼ばれるようになる。一方、地球連邦軍は反撃すべく「V作戦」を発動。その頃サイド7では、アムロ・レイ少年が新兵器「ガンダム」の秘密を探っていた……というストーリー。

 テレビアニメ「機動戦士ガンダム」第1話は一年戦争開戦から8カ月後が舞台となっていたが、今作では“空白の8カ月”を補完し、第1話へと連なるエピソードが展開される。そのつながりを意識すると自然に胸が高ぶる。なにより、どうしてアムロがガンダムに乗ろうとするのかについて、“一つの可能性”が描かれており、かなり興味深い。もちろん、クライマックスへ向けてモビルスーツ戦や艦隊戦といったアクションと、人間ドラマというガンダムならではの魅力がたっぷり詰め込まれ、“エピソード・ゼロ”として存分に楽しめる。(遠藤政樹/フリーライター)

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